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第8話『深夜のタクシー』
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案内人『ヤモリ』
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私は、定年退職し、今は深夜のタクシーのドライバーとして働いて半年になります…




そんなある夜、


その日は激しい雨が降っていました…




町の繁華街も、誰一人歩いている人もありません…


時計を見ると12時53分…


そして、私は、繁華街を離れ、
交差点を通過しようとしたその時!!


横断歩道を歩く人影が!!


キィーーーーーッ!!


私は急ブレーキを踏み、車を止める!!





うぁぁぁっ!!
やっちまった!!



私は車を降りて急いで車体の前に向かった!!


だが、車体の前には何も無かった。
念のため車体の下も、後ろも見ても何も無い…




気のせいか…


私は胸をなで下ろし、車内に戻った…




そして、車にエンジンをかけ、シートベルトをしようと手を伸ばした時、





グニャリと柔らかい感触が…


私がシートベルトと思い掴んだものは…





血まみれの人の腕!!


しかも、バックミラーに映っていたのは、




背後から右肩と左脇に腕が伸びて、
私の頭の真横には
おぞましい顔をした髪の長い女性が!!



私はあまりの恐怖に身体が動きませんでした!!


その直後!!





『みぃつけた…』


うぎゃぁぁぁぁぁっ…





ふと、気付くと、私は気絶していました…


時計をみると
時刻は1時15分…


バックミラーを見ても何も映ってはいませんでした。



後日、わかった事でしたが、
2か月前に、その交差点で、激しい雨の日の深夜に
若い女性が横断中に車にひき逃げされた事故があったという事です…
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【解説】

今回は、心霊ネタでよくある『深夜のタクシー』の話ですが、
よく考えると後から『怖さ』が伝わってきます…

今回、交差点で、激しい雨の中のひき逃げ事故ですが、
主人公が見た女性の霊が言った一言
が全てを語ってます。

主人公は、
深夜の1時前後、
激しい雨の交差点で横断中にひいたと勘違いしましたが、


実は、2ヶ月前に実際に主人公がここで、その女性をひいてしまってます。

その時も

激しい雨が降っており、その後の事故検証でも証拠が流れわからなかったのでしょう…

つまり、ひき逃げ犯人である主人公は捕まっていないんです!!
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