第３話『夢』
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案内人『ヤモリ』
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最近へんな夢をよく見る…
女の子が男に絞殺される夢…
『はっ、またあの夢…』
そう、１０年前ニュースで大騒ぎになった事件、１３才の女の子が、下校中に強姦された後、絞殺され山中で発見された…
その被害者の女の子は、同級生で親友の『カナエ』ちゃん…
殺害されたその日の下校中、途中まで私も一緒に帰っていた…
今となっては忘れたい記憶…
ちなみに犯人はまだ捕まってない…
『何で今頃…』
私は重い気持ちで会社に行った…
仕事が終わり私は最近付き合いはじめた５才上の彼氏の『カツヒコ』と会った。
『カツヒコ』は、いつも優しく気さくな人で、そんな夢の事など忘れさせてくれた。
夕食を終え彼の車で帰宅中、『カツヒコ』が突然
『最近何かあった？』と聞いてきた。
『えっ、なぜ？』
と答えると、
『最近何かしんどそうじゃない？』
との問に、
私はつい、あの夢の話と、あの事件の話をした…
すると『カツヒコ』は車を止め、急に黙りこみ沈黙の後、
私を見てニヤリと笑みを浮かべつぶやいた…
『それ、俺だよ…』
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【解説】
※１０年前の『カナエ』さんが絞殺された事件…
主人公が見た『夢』…
それは、『夢』ではなく主人公は実際に『カナエ』さんを殺害した現場を実際に見ていたんです…
でも、そんな過去を忘れていたのだが『カツヒコ』と出会い記憶が夢となって甦る…
犯人の『カツヒコ』はなぜ、主人公に近づき恋人になったのか？
それは、最後に『それ、俺だよ…』と
主人公に話した言葉…
そう、『カツヒコ』はその事件を目撃したのが、主人公だと知って近づいたが
確信がもてていなかった。
でも、主人公の記憶が戻った事で言った言葉と思われます。
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人人人人人人人人
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