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「今日はこれでおしまいだ。今日もすごく楽しかったよ。フェラもたまにはいいな」




 男が手を拭き足を拭きペニスを拭き、衣服を整える。




「ああそうそう、私次の時に君にさせたいことがあってね」




 俺はベッドに沈み余韻に浸りながらぼーっと男の話を聞く。乳首を触る。男のザーメンでぬるぬるしてた。




「スカトロをしてみたいんだ。排尿を我慢しながらオナニーしたりドライでイったり、しまいには我慢できずベッドの上で漏らしてしまう君の姿が見たいんだ」




 男の声なんか半分は耳に入ってこない。男はベッドの隅に散らかってるたくさんの玩具をバッグへ入れた。身なりを整え荷物を持つ。




「そういうことだからよろしく頼むよ。それじゃあ、また私から連絡する」




 ベッドの上で寝てる俺にそう声をかけ、男は部屋から出て行った。




「…………んー」




 1人ベッドの上に全裸で取り残された俺は力を抜いてリラックスして伸びをして深呼吸をした。近くにあったタオルを取って、顔と乳首と腹とペニスとアナルの周りを拭く。くっそ、顔射するとか。目に入らなくてよかったけど、顔にぶっかけんなら先に言えし。しかもパイ射ならぬ乳首射精もするとは。




 いつもは、男が立って俺は跪いてペニスを口の中に入れてフェラじゃなくてイラマチオで口内射精されて精液飲まされて終了なんだけど、今日は違った。フェラだった。しかも足コキをされてアナルと乳首を触ってくれて、最後にはイかせてくれた。いつものイラマチオよりこっちの方がいいな。顔射に乳首射だったけど。




 そんなことを思いながら少し身体を起こして側にあるペットボトルの水を飲み、枕に頭を乗せてまた仰向けに寝っ転がった。




 つかなんか今日は最初から違った。最初からじゃないか途中からか。射精管理されて玩具をアナルに挿れられて男の前でドライでイキまくるのまではいつも通りだった。でも今日はベッドまで来て触ってきた。乳首に亀頭部に袋にアナルに会陰部にペニスに……。そして扱いてきた。扱いてきたのはまじでびっくりした。いつもソファーに座って見てるだけなのに。潔癖症というわけではないのか。それにしても今日はサービスよかったな……。よくしゃべってたし、機嫌がよかったのか。




「んー…………んっ」




 両の膝を立てて脚を開く。手を伸ばして柔らかいペニスに触れた。片方の手で赤く腫れてぷっくりしてる乳首を優しく撫でる。今日のドライ40回以上に対して射精はたったの2回でしかもえろじじいの手と足で気持ちよくイかせられたのがなんか悔しくてオナニーを始める。指を口の中に入れてだ液まみれにして、それを乳首に擦り付ける。喘ぎながら乳首を弄れば、ペニスがどんどん上を向く。出てくるカウパー液を手になじませ、ペニスを握って上下に扱いた。




 天井を見てた目線を、ふと横のソファーへ移す。お金が置いてあった。1万と5千円。いつも通りのホテル代だ。“援交”ではない。もちろん恋人なんかでもない。セフレでもないんじゃないかな。つかセックスはしたことないし。あのおっさんは肉体関係を求めてない。1番最初に会ったとき、セックスは絶対にしないと言われた。セックスをしないゲイは珍しくはない。俺も別に男同士でそういうことをするイコールセックスなんて思ってはないから普通に肯定した。




「んっ、んっ、ひゃぁ……」




 乳首を弄るのをやめて、手を自分の身体へ滑らす。腹を撫で、手を後ろへまわし背中、腰を優しく愛撫する。尻を揉んで、割れ目に沿って指を動かして…………陰部に触れた。ペニスを扱くのもやめて、少し下の袋を揉む。2つの手で陰部のどこを集中的に弄るわけでもなく、ただ下の性感帯を撫で回す。喘ぎ声を存分に出しながら。




 おっさんと俺はただの他人。なんの情も持ってない。言ってしまえば、それぞれ自分の欲求を満たすためのひと、だ。俺は、ただ全裸でベッドの上に寝て、おっさんの指図を受けてオナニーやアナニーをする。言うことを聞き、おっさんの前でしてあげる。ただそれだけ。おっさんはそれをソファーから見てる。写真を撮るわけでもなくビデオ撮影をするわけでもなくただ見てる。酒を飲みながら、たまにバイブのリモコンを握りながら、俺に指図し、命令する。凝視する。視姦する。最後に俺がおっさんにイラマチオをしてあげて終わり。してあげる時いつも少し勃起してるから、イキまくってる俺にちょっとは興奮はしてるんだと思う。そしておっさんはホテル代を置いて俺を置いて出て行く。




 おっさんはたぶん、上から指図して命令して、それに優越感に浸って性的興奮を高めて欲求を満たしてるんだと思う。自分は上の立場に立って、自分の言うことを素直に聞いてさらには全裸で自分が指図したように射精し、脚を開きアナルに玩具を突っ込まれてあんあん喘ぎながらイってる人間として底辺な俺を見て満足してるんだ。プライベートで何があんのかしんねーけど、けっこう歪んでるよなあのおっさん。まあゲイなんて色々変なやつ多いけど。




「あっああんっ! きもちいいっ、きもちい……!」




 下をひたすら刺激する。アナルの周りを撫で会陰部を押し袋を揉む。腰が自然と揺れて手の動きに合わせて動かす。震えてる太ももを閉じて、2つの手のひらをぎゅっと挟み込んで指を陰部に押し付ける。ペニスから我慢汁が垂れて腹と太ももを濡らす。自分のいやらしい姿にまた興奮した。




 俺はと言うと、そんなおっさんの前で言うことを聞いて全裸を晒し玩具に犯され射精してドライでイって、恥ずかしい姿を見られて…………興奮して、楽しんでる。羞恥プレイ、視姦プレイを楽しんで欲求を満たしてる。たぶん人はこれをマゾって言うんだと思う。俺はオナニーとアナニーとドライが大好きで毎日のようにしてる。それを人の前、それも他人で歳の離れたおっさんの前でするんだ。すっごい興奮すんの。すっごいきもちいいの。俺はこんな淫らな姿をもっと見てほしくておっさんの前で脚を広げて興奮してイって、そんな自分に興奮して、満足してる。羞恥心と屈辱感を味わってるんだ。俺も変なやつだよね。




「ああっ……イク、イッちゃうよおっ……!」




 仰向けの身体を横にした。太ももは閉じたままで2つの手をなおも締め付け、指は陰部を刺激するのをやめない。仰向けの体制のとは快感が違くて、またいっそう喘いだ。無我夢中に指を動かす。




 これも、もしひと1人でもいたらもっと興奮してもっと気持ちよくなってただろうな。3人とかいたら最高だ。みんな俺のオナニーの様子をガン見してるんだ。俺の喘ぎ声聞いて、真っ赤な乳首と、腹、背中、腰、尻、太もも、見るに見れない陰部と、それを触ってる指の動き、我慢汁を垂れ流してるペニスの様子、そして射精した時の身体と顔とペニスを隅々まで見られんだ。最高だ。興奮して仕方がない。




 あのおっさんに会えたのはまじでよかった。2人の利が完全に一致してて奇跡だ。ただ俺が1人でゲイがけっこういるホテル街をふらふら歩いてておっさんに話しかけられただけだけど。羞恥プレイ視姦プレイは前々からしたいと思ってて本当にちょうどがよかった。持ってるセフレはみんなセックスセックスセックスで飽きてたところだったんだ。あのおっさんは、これをしろあれをしろと命令して凝視してるだけで、セックスをしないところがいい。まあもしセックスしたいって言われても全然掘られていいんだけど。おっさんのペニス中々でかいし、テクは絶対いいだろうし。




 おっさんはプレイにこだわりがあるみたいで、玩具やローションやプレイの内容は全部おっさんが用意して持ってきてくれる。玩具をベッドに広げて、好きなのを使ってイキなさい、と言う時もあれば、これを使ってイキなさいと決められる時もある。玩具は俺が持ってるのもあればないものもあって…………ああそういえば前にアナルボールを無理矢理挿れられた時があった。俺アナルビーズは持っててたまに使ってるんだけど、ボールは持ってなくて使ったことなくて、おっさんがアナルボールを指差してそれを挿れなさいって言ってきたんだ。俺は初めてのアナルボールでビーズと比べてでかいボールを挿れるのに、びびって無理って言った。でもそんなの無視しておっさんは俺を四つん這いにさせて無理矢理アナルボールをアナルに挿れてきたんだ。泣き叫んでいやだいやだって言う俺を無視して。ボールをアナルにぐりぐり押し込んで、ゆるゆるの俺のアナルはそれを難なく飲み込んだ。全部入った瞬間にドライでイった。それでもう充分なのに、おっさんは1個だけじゃなく紐に連なってるもう1つのボールも押し込んだ。また入ってる時にドライでイって、2つ目のボールもアナルは綺麗に飲み込んだ。おっさんは2個のボールをアナルに挿れた俺をしばらく放置して楽しんだ。俺は身体を震わせ腰をくねくねさせながら、泣いて嬌声を上げてドライでイきまくった。ビーズとは比べものにならないボールの圧迫感は自分を苦しめててすごくきもちよかった。ペニスも勃起して汁を流して、身体が悦んでるのは間違いなかった。ボールを抜く時も、俺はゆっくり抜いてって涙ながらにお願いしたのに、またおっさんは俺の言葉を無視して紐を思いっきり引っ張って、ぬっぷりとアナルからボールを無理に引き抜いた。アナルからボールが抜かれる感覚、アナルが大きな口を開けてボールを押し出そうとする感覚にまたドライで達した。ガクガク脚が痙攣して枕に顔を埋めて声を漏らさないように必死だった。すぐにもう最後のボールも引き抜かれて、そこからはドライの繰り返しだった。ぱっくり開いたアナルがひくひくして止まらなくて、俺は何度も骨盤底筋に力を入れてイキまくった。今日ほどではないけど何回も絶頂に達した。身体の体力が尽きるまで。あれからアナルボールプレイはまだしてないけど、またしてもいいってぐらいハマって好きになった。あれは1人で挿れても意味ない。おっさんに無理矢理挿れられて、犯されてる感があるからいいんだ。



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あきゅろす。
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