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バスルーム会議
存外酒ってのは体に優しいんじゃあねーかと思ったらそんなことはやはりまるで間違えた思考であったようで、込み上げた吐瀉物に下から食道を圧迫されるのを思い切り水ごと嚥下することで押し戻した。
「あの酒か‥安物だからな。悪酔いしたか?ざまぁみやがれ」
チクショウ口が悪ぃなんて見上げればにやりと口元を歪めたクソワニ野郎の右手には錠剤とフキンが収まっている。巷で流行りのツンデレですね本当にありがとうございますなんて頬の筋肉が弛んだ瞬間にまた胃の中の暴動により自慢の指先まで力が入り能力のコントロールが出来なくなりそうだ。あぁ気持ちがわりぃ。出来れば盛大に嘔吐してついでにワニ野郎に溜まってる別のもんもぶちまけたいスッキリしたい。ワニ野郎へのそれは言葉だったりいやらしいもんだったりするんだがとにかくオレのもんにならねえかと追いつめて抱き締めてぶっこみたい いやちょっとまってその前に
「頼む風呂かしてくれ‥」
弱っちい言葉っちりがなんとも情けなく響いたがこのツンデレクロコちゃんには酷く弱ってるようだと思われたらしくなんと次の台詞が
「案内するからつかまれ」
だ。こいつぁミラクルだ。ありえねぇというか奇跡だ。だってオレ今までこの部屋以外は廊下とフロントしか知らねえつまりこの黒光りした高そうなソファと大理石のテーブルとそれを掴んで頭を殴ったらさぞかし素晴らしい結果になるだろうアッシュトレーくらいしかないという完全な客室しか入ったことも見たこともないのだ。いやそれよりつかまれという単語はどんな意味合いがあったろうかと必要ない思考回路をすっ飛ばしオレはサングラスで見えないであろう目を輝かせた。素晴らしい。悪酔いは結果としてオレに微笑んだ‥というか、いやこの悪酔いの惨劇込みで振り向いた程度か。いやだからそんなこたぁどーでもいい
「テメェはペース配分が下手すぎなんだよフラミンゴ野郎‥」
なんてつまり単刀直入にいうと「オレお前が心配」だろうこのツンデレめ!なんて可愛いんだよオイちょもうマジでよろめくんですけど。吐き気と胸キュンで。
だから調子に乗って言っちまったんだ。
「クロコちゃんも一緒に風呂どうよ?」
まぁ背負い投げされるかもとか思ったけど口が滑っちまったんだよ仕方ねえ。だけどつくづく思うのはやっぱりお前オレのこと好きだろうっつーことで。
酔っ払いとは勘弁だな とか、つまりシラフで襲ってくれって言ってるんですね分かります。
そんなわけで風呂で明日のムード作りの布石を用意し始めた。






クロコダイルの方がお酒強いと萌えます
クロコダイルは酔ったドフラミンゴを仕方ねえなといいつつ介抱してあげてたらいい。

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あきゅろす。
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