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氷帝学園
愛故に/忍足侑士


なぁ皆、愛…って何やと思う?
俺はどんなに不器用な表現でも
心が通い合う…
そこには愛がある思うんy「ゆーしキモい」


「…岳人、そりゃないやろ。
てか何で俺の心の声読めるねん!」

「全部口に出てるし」


「・・・(´・ω・`)」



…まぁ話しは戻して「キモ」「岳人は黙っとき」俺は今確実に愛し合っとる思う人がおるねん

聞きたいか?
それは1年生の不二紗良ちゃん言うんや

青学の不二の妹らしいんやけどな
何で兄ちゃんおんのに氷帝入ったか気になるやん?
せやから聞いてみてん

ほな
"周助お兄ちゃんと裕太お兄ちゃんの学校どっちかなんて選べないから"
やて。
あかんやられたわ

不二に似て整った顔しとるし
おまけに脚がえらい綺麗ときた
最高やん???


ほんd「でも不二妹はお前のこと愛してるようには見えないぜ」

「…はぁ。まだ分からへんのか。しゃあない、今から愛証明してきたげるわ。着いて来ぃ」

「は!?やだよめんどくせっ。まだ弁当食い終わってねぇし」

「つれへんなぁ。じゃあ一人で言って来るわぁ!」

「毎日行ってるだろっ…てもういねーし…」





岳人が来うへんくても
毎日昼休み、紗良ちゃんのクラスに通うのが俺の日課
おっ見えてきた見えてきた。



「紗良ちゃーんっ」

「……はぁ。
忍足先輩毎度毎度ご苦労様です。」

「もー照れへんでええのに!
まぁ照れる気持ちも分からんくはないけどな///」

「…クス、忍足先輩冗談キツイですよ」


今日もにこにこしてて…
ほんま可愛いなぁ。


「そない事あらへんて!
ん?その袋どないしたん?」


なんやお菓子が入ってそうな…
男にあげるなんか許さへんで!


「あ、これは周助お兄ちゃんに作ったクッキーの余りです。よかったらいりますか?」

「…っええんか!?おおきに!!」

ほら見てみ岳人
義兄様のお残りを頂いたってことはそれと同等…それ以上の関係ってことやん
しかも手作りやてっ!


「全然いいですよ。お口に合うか分からないけど。」

「紗良ちゃんが作った物が口に合わん訳ないん!」

「そうですかよかったな。
じゃあ全部食べて下さいね、それでは」

「おん、当たり前や!!!
ほんまおおきに」


紗良ちゃんはすぐ隠れてしもたけど…愛の篭った手作りクッキーもろた
岳人、これが愛の証拠や!






「岳人見てみっ!!これが愛の証拠や!!」

「ん?今日やけに早かったじゃん」

「それはええから見てや!
愛の手作りクッキーやで」

「はっマジかよ!?1個くれ!」

「あかんっ!!!!
紗良ちゃんは俺に全部食べてって言ったんや!」


せや。この愛のクッキーは誰にもやらへん
もったいないけど危険やし
もう食べよかなぁ
おっ赤やら緑やら…こっとるなぁ
ほないただきます。



「おい侑士その赤いの何味???」


「…激辛七味味」


「はっ!?」

「あかん…紗良ちゃんの愛がつまりすぎて涙出てきたわ」

「おい侑士…
その緑のは…?」


「激辛わさび味」


「・・・。」

「愛のスパイス効き過ぎッゴホッガハガハ」

「おい侑士」

「おっこの黄色のはマスタードか」

「ちょっ…」

「あー愛されすぎて目眩がしてきたわ」



「・・・保健室行って来いっ!」



愛故に
 



良い子は真似しないようにしよう(笑)


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あきゅろす。
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