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零を背負いし第八の守護者
虚と野球少年
ー自宅、執務室ー

カリカリ…

貴「!」

『グオォォオォオォォオ!!!!!』

虚だ

貴「はぁ。初日から虚とは…」

パンッ

陽向のまわりが一瞬輝き
次の瞬間
そこには白い死魄装を着た
陽向が立っていた

貴「!虚の傍に霊圧が?」

やれやれ
初日から面倒なことになった

ヒュンッ

陽向は自身のだせる
最高速度の瞬歩で
虚のもとへと向かった


ー並盛公園ー

『グオォォオォオォォオ!!!!!』

見つけた!!

貴「闇を消し飛ばせ!


輝光龍!!!」

陽向の背中にクロスしてかけてある
斬魄刀のひとつ、輝光龍は

陽向の呼び掛けに応えるように
白く輝き、その刀身は
淡く金色の輝きを放つ純白の刀へと
変わっていた

貴「はぁあ!」

スパンッと 陽向が虚の顔面を
一刀両断すると
虚の身体は跡形もなく消えていった

貴「ふぅ…一件落着、と」
?「あ、なぁあんた!」
貴「ん?」

くるっ

声の主の方へ振り向くと
そこに居たのは
楽器を愛する彼によく似た
長身の黒髪の少年

貴「!…今の私が見えるの?」
?「え?」

そう今の彼女は通常の死神化
普通の人間に見える筈がないのだ

山「?そりゃ見えるけど…あっ俺山本武ってんだ!あんた名前は?」
貴「(雨月にそっくり…教えても、いいよね?)私の名前は壱乃城 陽向。よろしくね、武」
山「おうっ!((ニカッ」

雨月とは少し違う元気な笑顔
でもやっぱり暖かい雰囲気は雨月
そのもので懐かしくなった

山「ところで、その格好はなんだ?」
貴「そうね、私が今から言うことが全て信じられるなら教える」
山「信じるぜ!」

なんて真っ直ぐな人

貴「なら話すよ」

それから私は死神の事も
全て話した

私が隊長である事も

貴「…これで全部。分かった?」
山「あぁ!つまり 陽向は死神の隊長で、昔の約束を守る為に並盛に来たんだな?」
貴「そーいうこと。じゃあ私はもう行くね?」
山「おうっ!((ニカッ」
貴「((クスッじゃあまた入学式にね((ニコッ」
山「あぁ!じゃあな!///」

シュンッ

私は武に笑いかけ
瞬歩でその場を去ったのだった

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