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零を背負いし第八の守護者
美しい微笑
店の中でわいわいと騒ぐ
友人達を眺めながら
優雅にお茶を啜る 陽向を見ながら
剛は話し始めた

山父「お嬢、こないだは武を助けてくれてありがとよ」
貴「あら、やっぱり貴方の子だったのね、武は」
山父「やっぱ気付いてたのか?お嬢」

剛のその言葉に
陽向は一拍置いて答えた

貴「えぇ。だって彼、若い頃の貴方にそっくりなんだもの」

そう言った 陽向の表情は
この世の何よりも美しい
優しい微笑みだった

話は聞いていなくても
その表情を見た者は全員
顔を真っ赤に染めていたらしい

するとそこに……

ガラッ

と音をたてて入ってきたのは

背が高く黒い短髪の少年

山本武だった

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