零を背負いし第八の守護者
新入生代表兼生徒会長
ー入学式ー
教頭「それでは続きまして、新入生代表、及び生徒会長の挨拶です」
ざわざわ…
「なんで代表挨拶と生徒会長の挨拶が一緒にされてんだ?」
「新入生代表って誰かしら?」
そんな声が飛び交う中
陽向はガタッと椅子から立ち上がり
堂々とステージの上へと歩いていった
貴「((スゥッ…静かになさい」
陽向の透き通るような凛とした声が響き
会場中がシン…と静まり返った
貴「皆さん初めまして。本日付で生徒会長になりました、壱乃城陽向と言います」
その声が響いた瞬間
また生徒の間で会話が始まった
貴「ボソボソと喋るのはやめなさい。さて、私を含む新入生も入学式を迎え、中学生となりました。私から皆さんに言うことはひとつだけ…
皆さん、有意義な学校生活を送ってくださいね。
それではこれで新入生代表兼生徒会長、壱乃城陽向からの挨拶を終わります」
陽向は喋り終わると
奈々への挨拶の時同様
優雅に腰を折り深く御辞儀をした
その瞬間生徒達から歓声があがり
教頭の閉会宣言で入学式を
無事終えたのだった
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