Cross Road
アズの部屋(秀)
アズの匂いがする…。
部屋に入った秀は電気をつけ布団を確認すると、薄暗くなるように、電気を尾灯にした。
『裕貴の部屋みたいだ』
自分の部屋より狭く…落ち着く広さ…。
秀はアズを驚かそうと、布団に入り寝たフリをした。
すると、間もなくトントン…と静かに階段を昇る足音がした。
「………。」
ドアは開くとすぐ閉まった音がした。
アズは静かに、ベットに乗り…布団に潜ったようだ。
秀がムクッ…と起き上がりアズを見ると、アズは背を向けるように壁側を向いて寝いた。
秀は、そっとアズの布団に潜った。
「!?」
アズの体に秀の体が触れると、アズは驚き仰向けになったところを逃さず、覆いかぶさる。
「…あ……んっ」
混乱したようなアズと目が合うと、秀はキスで唇をふさいだ。
「や…やめっ…ん…」
アズが秀の唇から逃げようとしても、秀は逃がさなかった。
嫌…?体は…熱いけど?
そのスキにもアズのタオル地のワンピースパジャマをまくり上げる秀。
アズは、秀の手が肌に直に触れると、体がビクつき、唇は震えた。
「んんっ…高っ…ふ…」
あ…これだ…
この震え…たまんねぇ。
秀の手をなんとかどかそうと必死なアズだが、抵抗するのに動いたせいで、パジャマはめくれ上がり、小さな胸があらわに。
あーぁ、自業自得。
「!」
アズが、胸に手を伸ばそうとする秀の手を必死にどかそうとしている。
その間もキスは止めない。
抵抗…力入ってないよ?
秀は、抵抗するアズの手首をつかみ、顔の横に抑えつけた。
『………。』
「やだ…見ないで」
秀がまくれ上がったパジャマから見えるアズの肌を見下ろしていた。
アズは、秀と目が合うとみるみる顔が真っ赤になり、小さく震えた。
可愛い…。
アズが秀から目をそらしたとたん、
「…っ…あ…」
秀は舌を…お腹から上に向かってゆっくりはわせた。
そして、胸に何度もキスをするが、乳首には一切触らなかった。
「…や…んっ」
秀は、わざとジラしていた。それには…考えがあった。
秀のジラしはまだ続く。
「…ダメ…高柴くんっ」
アズの手が震え始めた。すると、秀はクスクス笑いながら言った。
『ダメ?…あぁ、ごめん。じれったかった?』
そう言うと、秀は舌を伸ばし…乳首にゆっくりと近づけた。
そして…
「あっ…!」
左乳首に舌が触れた瞬間、小さな悲鳴とともに、アズの体はビクついた。
「…あ…あっ…ん」
秀は、高速で舌を動かして乳首攻め。
声…いつまで我慢できる?
アズが声を抑えているのがわかる秀は、何としてもあえがせたかった。
アズを抑えつけていた手を放して…両手で胸を揉んだ。
左乳首は舌で転がし、右乳首は指でイジられた。
「あぁん…ダメ、高柴くん…声がぁ…あんっ」
我慢できなくなったアズの声だったが、まだ恥ずかしさが残っていた。
『…外になんて聞こえないから、我慢するな』
秀にはそう言われたが、アズはやっぱり心配なようだ。
ま…すぐにできなくなるか。
「あ…嫌…恥ずかし…んっ、あっ、あっ…」
そして…秀の右手は…アズのおへそを伝って、どんどん下へ。
パンツに手が届きそうになると、
「嫌…ダメ!触らないで」
アズが今までになく真剣に言った。でも、顔は真っ赤だ。秀の手を抑え、上に戻そうとした。
なんか…
そこまで抵抗されると…。
さすがにちょっとヘコんできた秀。
好きなら…素直にヤラせてくれればいいのに。
「ダメェ…ッ!」
『!』
秀の手が、アズのパンツに触れると同時に、アズの目から涙がこぼれた。
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