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毎朝の日課。(元親×元就)☆
「長宗我部、起きぬか」

ユサユサと体を揺すられる。
寝惚け眼でキョロキョロと見回すと、イラッとしか表情の同居人と一晩中付けっぱなしだったパソコン。

「・・・・・ッ!悪ぃ、毛利!!」

パソコンの電源を落としながら、起こしてくれた同居人・・・毛利元就に謝罪を述べ、慌ててキッチンに駆け込んだ。


いつも朝食を作るのはオレの役目、毛利はその間に日輪に祈りを捧げる。
それがいつもの日課だ。
その毛利は、今日の空が厚い雲に覆われているのにも関わらず、何か儀式(のようなこと)をしている。
それを漠然とすげぇなー、とか思いながら、チャチャッと朝食を作った。





一応云っておくが、オレは社会人で毛利は大学生だ。
・・・と云っても、オレはまだ入社2年目のペーペーだし、毛利も3年だからそんなに年が離れているわけじゃない。
同居しているのも、単純に大学行ってたときのアパートをそのまま借りてるところに同じサークルだった毛利が転がり込んできただけ。そして毛利に生活力がほぼ無い(寧ろ皆無)だから、というだけ。

地元の広島では割と大きな会社の御曹司らしく、身の回りのことは全部捨て駒(・・・と彼は云っているが、多分使用人とかそんなのだと思う)にやらせていた・・・・・らしい。そんな毛利は当然一人で生活できなくて、3年経った今でこそ選択と掃除が出来るようになってきたものの、キッチンには一度しか近づかせてない。
火を使わないはずのサラダを作らせたはずなのに、どうしてあのとき小火騒ぎになったんだろう。それ以来は、先述したとおり、一度たりともキッチンに入れてない。

「朝餉はまだか?」

いつの間にか例の儀式を終えた毛利がイライラとした面持ちでいつもの定位置に鎮座していた。

「今持っていくから待ってろ」

そう云ってトーストとスープを持っていくと、毛利は露骨に嫌そうな顔をした。

「我は和しょk「嫌なら食うな」・・・何でも無い」

自分で作れないことを知っている彼は、何だかんだ云ってもちゃんと食べる。
そんな毛利を見てクスリと笑ってしまう当たり、オレもきっとどうかしてるんだろう。

「なぁ、元就」

「何ぞ?」


おはよう、と、オレは愛しい人の頬にキスをした。



(それが、いつもの日課。)




流離刃様より800番リク
チカナリ小説


遅くなってすみません!!
チカナリはやっぱり難しくて、なかなか・・・・・。


リクありがとうございました!
またぜひいらしてください^^

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