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Short
誕。(佐助×政宗)☆
一日遅れたけど誕生日ネタ。


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「佐助ー、帰ろうぜ?」

「あぁ・・・ゴメン!!まだミーティングあるんだ」

そう云って頭を下げ、顔の前でパンッ、と手を合わせた。

「え、だって今日無いって今朝・・・」

「さっき部活中に連絡が来たの。あー迷惑・・・」

「・・・・・OK。なら仕方ねぇな・・・」

ショボン、とした政宗に内心心が痛む。

「・・・本当ゴメン!!明日は多分一緒に帰れるから!!」

「まぁたまにはあるだろうし。・・・また明日な!」

「うん・・・」

そうしてヒラリと手を振って政宗が帰っていった。

それを見てから。

パパッと帰り支度をして、いつも通学に使う正門ではなく、裏門から学校を出たのだった。

・・・ミーティングなんて嘘だもん。





家の近所にあるスーパーに行っていろんなものを買い物カゴに放り込む。

「・・・こんなものかな」

ケーキミックス、生クリーム、果物、チョコレート、その他諸々・・・・・。

「早く帰って作って・・・・・。政宗にアポなしで押しかけよっと」





普通の自炊なら割と出来るものの、ケーキを作るとなるとまた別の話。

何とか出来たものの、・・・・・あくまで“出来た”、だけで・・・味は保証できない・・・。

「・・・取り敢えず行きますか」

漫画みたいな暗黒物とは訳が違うのだから、まぁせいぜい不味いだけだろう。

「行ってきまーす」

あたりは夕焼け。

今日は晩御飯を政宗と一緒に食べよう。

俺が決めた、今決めた。





「政宗ー、いる?」

貰った合鍵で勝手に政宗の家に入ると、クーラーのガンガン効いた部屋で布団に寝転がっていた。

「あー・・・Meeting終わったんだ・・・」

「終わった。・・・ってゆーか、やってない」

「・・・Un?嘘かよ」

「まぁね。不貞寝してるだろうなーって思って」

「不貞寝してねぇよ」

「だって寝てるじゃない。泣きながら」

「泣いてねぇ!」

嘘ばっかり。頬に白い筋が残ってるのは分かってるよ。

「はいはい。誕生日忘れられたかと思った?」

「・・・あとから催促の電話でもかけようかと思ってた」

「あはー。それは勘弁」

「あと空メを延々と」

「どっちもヤだわ、それ・・・」

「若しくは・・・」

「もういい。・・・誕生日おめでとう」

そう云って差し出したのは味の保証できない手作りケーキ。

「・・・これ、」

「不味かったらゴメンね」

「・・・・・不味いわけねぇだろ。アンタの手作りなんだから」

「だから怖いじゃない」

「万が一・・・百億が一不味くても全部食う」

「お腹壊さないでね・・・」

「きっと多分大丈夫」

「・・・・・」

嗚呼、・・・何か不安だ。

不味かったらどうしよう。


「もし腹下したら、Presentのおまけで看病しろよ?」

「・・・いいよ」


何だかんだで、政宗、誕生日おめでとう!!

























(そして、お約束どおり、政宗の看病をすることになりました)


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・・・・・昨日うpすべきだったのに・・・。

筆頭、誕生日おめでとうございます^^

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あきゅろす。
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