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リボツナ
Your the cause of Death



俺のせいだよ。

何もかも。



【Your the cause of Death】



どうしてだろう。

俺の周りには気づいた時には誰も居ない。

幸せだと思えるのも、ほんの数秒間だけ。

俺に近づいただけで、皆死んでいく。

でも・・・


「お前だけは例外だって、思ってたのにな。」


でもそれも俺のただの勘違いだった。

だって現に俺の横にはもう居ない。


「・・・リボーン・・・。」



まさか名前を呼ぶことも出来なくなるなんて。

思ってもみなかった。

初めて孤独な世界から引きずり出してくれた人を失うなんて。


・・・結局、俺の身代わりで死んでいったんだ。


嗚呼、何もかも俺のせいなんだよ。

なのに何で俺に近づくの??

俺が頼りなくてそのうえ軟弱だから。


皆を守りたいと思っても

守られる事しか出来ないんだ。


そして俺は臆病すぎて

お前のあとを追って死ぬことも出来ない。


たくさんの亡骸をつくったのに

俺は死が怖いんだ。 


俺は生きている価値なんて無いって事も分かってるのに。




リボーン。

お前が生きていたら

迷わずお前に殺してもらったんだけどな。

こんな勝手な自分が天国にいけるなんて思っていないけど

神様なんて存在しないと思ってるけど


せめてお願いだから



「リボーンを・・・返して・・・。」



返してなんて勝手だけど

リボーンが居てくれないと俺はまた孤独なんだよ。

嗚呼、俺を殺してくれる人間はお前だけなのに。

俺は何時死ねるの?

神様でも死神でも何でも良いから

俺を地獄へ突き墜として。

あと俺は

何人の人間の亡骸の山の上で

孤独に生きていくんだろう。








嗚呼、リボーンを返してください。









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あきゅろす。
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