[通常モード] [URL送信]
部活後の恋バナみたいな?
菊丸が桃をからかうからはじまり、最後にリョーマに回って来てみた見たいな感じです。
駄文でよければどうぞ。


登場人物は菊丸、桃城、越前、不二です。














「桃〜昨日、橘の妹とデートしたんだって〜」
菊丸が後ろから首を締める。


「ち、ちがいますよっ英二先輩!あれは向こうが勝手にデートって言ってただけで、デートじゃないですよ」
菊丸の問いに焦って答える桃城。

「女の子がデートって言ってるんだからデートだにゃ。」


「デートじゃないですって。隣に越前も居たし、なっ、越前。」

困った桃城は隣で着替えている越前に話をふる。


「何がスか?」

「昨日、お前も橘妹と会っただろ?」

「あー、桃先輩にデートしよって言ってた事っスか?」

そうそうと苦笑いする桃城をみて越前は
でも、と言って付け足しをする。


「明らかに向こうは桃先輩だけ誘ってたのに、俺を巻き添いにしたんじゃないっスか。」


「にゃーんだ、おチビは桃に無理矢理連れて行かれただけかぁー。やっぱり、デートじゃん。」


「だから違いますってばー」



「どうしたの?」




「あ、不二。聞いて、桃の奴、昨日橘の妹とデートしたんだよ〜」


「へぇ、それは見たかったな。」

「不二先輩まで、からかわないでくださいよ。」

「桃の奴、二人っきりは照れ臭いからって、おチビ連れて行くんだよー」

「ふふ、桃らしいね。そんなんじゃ、この先大変だよ。」


「なにがですか?不二先輩?!」


「わからない?」
不二の問いかけの意味に気付いたのか、顔を赤くする桃城。

「そ、そんな仲じゃないですよ!橘妹とは。」

「ふーん」

二人の間に長い沈黙。それを先に破ったのは越前だった。
「じゃ、俺、先に失礼するッス。」


「待てよ、越前。困ってる先輩を先において行くなんていけねーな、いけねーよ。」


「嫌ッスよ。俺、約束あるんで。」


「誰と約束してるんだよ〜、おチビ。」


「誰でもいいじゃないですか。」
越前が失礼するッスと言い終える前に不二が口を挟む。

「竜崎さんでしょ、越前。」

不二の問いかけにピタッと止まる越前。

「ばぁさんの孫娘に手を出すとは、やるなー越前。」


「桃先輩みたいに向こうが連絡先調べてデートに誘われる事はないんで。」


「へぇ、そうにゃの?桃。」

「おい越前、それを言うなよ!」

「桃先輩が逃げるのが悪いッスよ。」

「そうだね。越前の話はまた、今度聞こうよ。ね、英二。」

「そうだにゃ。覚悟しとけよおチビ。」

「そうだ、そうだ!覚えてろよ越前!」

先輩らの声を後ろから聞き流し帰る越前。

「そうだ、今からあいつの後つけませんか?」

「いいねー、行こう不二。」

「ふふ、面白い事になりそうだね。」

うまい具合に自分の話題を避けられた桃城であった。









[次へ#]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!