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黒猫の輪舞曲
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『どうなの?同室の子は攻めなの受けなの!?俺様何様?それとも殺人級にかわいい総長?最近流行りの平凡?秘密持ちのオタク?強気?健気?ツボド真ん中の無関心?さぁどれなのよッ!?』

朝一番にこれを6秒弱で大声であの高めのキーで言われちゃったら俺は夢だと思います。思わせます。

「えっと…」

秘密はとくになさそうだな。喧嘩は意外と強そう(あの言動が)。性格はなんだ?なんなんだ?

『敬語なの?敬語だったらあれよ、総長で王道よ。……王道はつまらないわぁ』

「いやいや。ちょっと待ちましょうか。ね…落ち着け」

『のろまな紫苑くんがのろまなのがいけないと思うの。違ったかしら?』

のろま二回いうな!

「受けです。見た目は儚げ超美人。性格は……俺様、か男前ですかね。帰国子女です。あ、無自覚」


『な…っ帰国子女の無自覚男前美人受けですって…!?』

スイッチはいった。ぼろっぼろにいうのかなぁ。


『なんかあたらしいじゃない!それなら婚約ネタもありね…。よし、ナイスじゃない。褒めてつかわす!』


いーんだ。

『だからそんなあなたにご褒美よ』

「マジか!」

『えぇ、よく聞いてね?』

+++++

「………マジ?」

『私はいつだって真面目よ。社長様ですからね!』

「あはははは…切りますね社長」


「俺の二年を返して下さいしゃちょー…」


「紫苑ーコーヒー飲むかー?つうか飲みにこい」

命令口調になれちゃった俺。

やっぱり俺様かな。



まえ*#つぎ

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