黒猫の輪舞曲 努力が実らないこともあるさ。 おはよーございます。朝起きたら…6時だよ。 いっつも7時に起きるんだけど。遅刻ギリギリ。 「さて、と。行くのめんどくせ…」 今日の朝ごはんは目玉焼きにしよう。半熟の食べたい。 そう思いながらドアを開けると、一瞬で腹を刺激する匂いがただよってきた。 「おぉ…アンタ意外と早起きなんだな。メシできてるけど、食う?」 「…あんたこそ早起きじゃん?6時にメシできてるって…何時起きだよ」 「俺基本5時起きだから。早寝早起きがもっとー」 「何その夏休みの頑張ること的な感じ。……あ、目玉焼きじゃん!食べていいの?」 「食え」 「遠慮なくいただきますっ!」 ……〜ッ!!なにこれ、絶妙な半熟具合。やっばいコレ美味い! 「あんた最高だなっ。俺の今日の食べたい物を予測したうえにこんなに美味いの作ってくれてさ!」 「俺だからな」 今ならそのよくわからない上から目線も許せるよ。 トーストにサラダに目玉焼きにetc. まさに朝食の神髄がここにある。 +++++ さぁ、ここまで読んだ皆様は気付いたでしょうか。 決してページが落ちている、などではありませんよ。 +++++ 「……なァ、アンタ敬語よりそっちの方がいいな。もじゃもじゃは俺的にはどっちでもいーけど」 「何言ってんの?学園じゃあるまいし。あんな格好させられてたまる……か…あぁぁぁぁぁぁあああああッッ!?」 「叫ぶなよ。近所迷惑だろ!」 「えっあ!ごめん。………じゃねぇえ!」 お…俺……モロ…素じゃんっ!? まえ*#つぎ [戻る] |