[携帯モード] [URL送信]

文章館
『シンク様の華麗なる一日』:迅影様からいただきました大人向けな小説です。


―――――――某所



 シンクは街を歩き、ショップを眺めながら
(今日はどうルークといちゃいちゃしようかな…)
などと考えていた。
 そして、ある屋敷の前を通りすぎようとしたとき視界に入ったものを見て、ある名案(むしろ妙案)が浮かんだ。
「これだッ………!」
 思い付いたことを実行すべく颯爽とある店へ向かった。



 かくして…シンクの優雅な1日と、ルークの悲惨な1日が…始まったのである。



「ねぇ、ルーク」
 いつになく上機嫌なシンクに、ルークは疑問を覚えつつも
(きっと、俺と一緒にいられるのがすっげぇ嬉しいんだろうな)
と自分勝手に推測をたて、笑顔でシンクを見つめる。
「ん?どうかしたのか、シンク」
 シンクはルークを見つめ微笑みながら言葉を紡ぐ。
「今日はさ、僕とゲームしない?」
「ゲーム?」
 普段そんなことを言わないシンクのその言葉に、ルークは首をかしげ聞き返す。
「そう。ジャンケンして負けた方が今日1日勝った方の言う事をなんでも聞くんだよ…簡単でしょ」
「なんでも?」
「そう、なんでも」
「ケーキ作れ〜、とかマッサージしろ〜、とかそんな感じか?」
「そうそう、そんな感じで」
 にこやかに答えるシンクに、愛は盲目ゆえか…何度か痛いめをみているにもかかわらず、ルークは疑う事を知らない……まさしくカモネギ状態。
「わかった。俺は別に構わないよ」
「本当に?」
「ああ」
 ルークの承諾をもらったところでシンクは、さも今思い出した!と言わんばかりにぽんと手を打ち
「そうそう、負けた方は今日1日アレを着けるんだよ」
 そういってシンクが指差した場所にはいつの間にやら…メイド服が。
「………………………アレを、着けるのか」
「そう、アレを」
 いつもの倍輝いた笑顔で答えるシンクに、ルークは今更ながら…はめられた事に気付く。
「あ、俺」
「今更待ったってのは無しだよルーク」
 ルークの肩をガシッと掴み笑顔で脅すシンク。その迫力にルークは何も言うことができず、結局従うはめに。
「ぐぅぅ…でも…要は勝てばいいんだよな…ズルもできないし…五分五分ってとこだし(シンクのメイド服姿見たいし…かわいいだろうな)」
 ルークは覚悟を決め、シンクに勝負を挑む。
「よしッ!シンク…勝負」
「余裕だね」
 かくしてルークとシンクの一発限りの真剣勝負が…始まったのである。
「…いくよ」
「おうっ」
 その掛け声とともに、2人はモーションにはいる
「ジャン…」
「ケン…」
『…………ポンッ!!』


シンク→チョキ


ルーク→パー


 一瞬時が止まり…
「うぁぁぁぁぁぁッ!」
「当然の結果だね」
 ルークは頭を抱えて叫び、シンクは小さくガッツポーズ。
 落ち込むルークを尻目に、メイド服を手にしたシンクが…1年に1回するかどうかの眩いばかりの満面の笑顔でルークに歩み寄る。
「ほら」
 ずずいっとルークにメイド服を押しつけ、無理やり着替えさせる。

――――数分後
「…こ、これでいいのか?」
 シンクが用意したメイド服に身を包んだルークが、おずおずとシンクの前へ姿を現す。
 そのルークの愛らしさにシンクは理性を飛ばしかける。が、持ち前の精神力で踏み止どまることに成功。
「……似合ってるよ」
「……あんま嬉しくない」
「じゃあルーク、これ…つけてみようか」
 落ち込むルークに、シンクはポケットから取り出したものを見せ…ニッコリ笑いなががらじりじりと近付く。
「えっちょっ、まッ…!えぇぇぇッ!?」
 合掌




「ごっ、御主人様…お茶が…ッ…入りました」
「そう、ご苦労様。こっちまでもってきて」
「わ、わかりまし…た」
 震える腕で必死にお茶をのせたトレイをシンクのもとまで運ぶルーク。
「ッ…………!」
 テーブルに置く瞬間、ビクリと体を震わせカップを倒してしまう。
「あーあ、濡れちゃった」
 先ほどルークがカップを倒してしまったため、シンクのズボンに紅茶がかかってしまったのである。
「………ルーク」
 うつむき息を荒げ、テーブルにもたれ座り込んでいるルークの手をとり、自分の足下までこさせると
「舐めてきれいにしてよ」
 そう言って、ルークの顔を下半身へともっていく。
「ふっ…ぅん………っは」
 言われた通りシンクのズボンを舐めるルーク。辺りに湿った音が響く。
「っ……ルーク」
 一心不乱に舐めるルークの髪をすきながら、シンクが声をかける。
「中もちゃんと…ね」
「ン……」
 ルークは頷くとズボンのボタンを外し、チャックへと手を掛けようとしたところでシンクに手をとられる。
「ん…な、んんで?」
 ルークは潤んだ瞳でシンクを見上げる。
「ここからは口だけで…やってみなよ…ほら」
 熱にうなされるように、ルークはチャックを軽く銜えると器用におろしていく。
そして鼻でまさぐるようにして前をくつろげると、すでに猛っているシンクのものを下着越しに、その形をなぞるように一度舐めあげてから器用に口で下着をおろし、ぶるりと跳ねるようにでたものを愛しそうに口に含み奉仕する。
「ン……っは…ン…む」
「っ…ん、ルーク…上手だよ。ご褒美あげなきゃね」
 髪を撫で微笑みながら、シンクは持っていたスイッチのボタンをカチリとスライドさせる。
「あっあ、あぁぁぁッ」
 その瞬間、ルークはビクビクと背を反らし甘く鳴く。
「ルーク、口が留守になってるよ」
「んぅ、ゃー…ぁ……これ、とめ…て…ぇ」
 ルークは首を振りながら手を下半身へともっていく。ルークの雄の根元はリングがはめられ、後孔からはコードがでていた。
「ルークが僕を達かせることができたら外してあげるから…ほら、頑張って」
 ルークの髪を軽くつかみ再び自身へともって行く。
シンクの言葉に、快感に震える体で懸命に奉仕するルーク。
「ッ…ルーク、全部飲み干すんだよ」
 そう言って、ルークの頭を両手で固定し喉奥まで押し込み精を吐き出す。
「ンンぅ……」
 ルークは懸命に出されたものを飲み込み、肩で息をしながら潤んだ瞳でシンクを見つめる。
「はは、イヤらしい顔」
 そう言って笑うと、額にキスをしたあとルークを自分の膝に座らせる。
「ルーク、頑張ったご褒美……欲しい?」
 その言葉にルークは首をはげしく縦に振る。
「じゃあ、ちゃんと口にしてお願いしてみせてよ」
 ルークは縋るようにシンクに抱きつくと、耳元で小さくささやくよように懇願した。
「リングを、外し…て…ルークの…ナル、に……っ…御主人、様の…挿れて……ッ、くださ…ぃ」
「…挿れるだけ?」
 後ろから首筋に痕を残し聞き返す。
「ぐ、ちゅぐちゅに、しご…ぃて、お…いきり…ヒドく…犯してぇ…ッ!」
「よく…できました…ッ」
 そう言って、ルークの腰を抱え内のローターごと一気に後孔を貫く。
「あ、あ、いぁ…ぁッ!やだぁッ!」
 普段よりも深い場所を侵され、ルークは激しい快感にむせび泣く。
「気持ちいいでしょ?
内…いつもより絡み付いてくるよ」
 腰を激しく動かしながら、スカートの裾でルークの雄を包み扱く。
「あぁ…あッ、ン……いき…たぃ…シンクッシンクッ!」
「ルーク、達くときはいっしょ…だろ?」
 腰の律動を早め、ルークを戒めていたリングを外すと布越しに鈴口に爪をたてる。
「あ、あ、あぁぁぁぁッ」
「………ッ」
 ルークが達くのと同時に最奥をえぐり精を吐き出す。
「ッ…は、なか、が…熱ぃ…」
 シンクの熱い迸りを内に感じ、ビクビクと体を震わせながらルークは意識を飛ばした。
 シンクは萎えたものをルークの内から引き抜き、ルークの頬を撫でる。
「やりすぎちゃったかな」
 目を細め笑いながらルークの朱い髪に口付けると、ルークの後始末をするためにシャワールームへと向かう。
「あーあ…あの服もう着れない、かなぁ…残念」
 そう、ぼやきながら。







終幕











[前へ][次へ]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!