[通常モード] [URL送信]

Let's action!
Vol.03



『失礼しまーす。』


「失礼するなら帰ってやぁ。」

『失礼しました〜^^ってオイ!!』



おいコレ見たことあるぞ!!こんな展開知ってるぞ!!ってか、のっちゃったけど!?

先生に向かって「オイ!!」とか言っちゃったよ!?



「先生に向かってオイはないやろ〜。」

『いやいやいや、咄嗟の判断ですよ。』

「お主も悪よの〜」(何故)

『お代官様ほどでは〜^^ってオイ!!』



何回やらせんだよ!?(まだ2回)その都度のってしまうあたしって・・・・。



「転校生くん!ノリ最高やで!!これなら四天宝寺でもやってけるわw」

『そうですか。』



はは。なるようになれ。



「あぁ、転校生くんの名前は?」

『(それを先に聞いてくれ。)相澤麗です。』

「そんじゃぁ相澤、今日から俺のクラスやで☆よろしゅうな。」

『はーい、よろしくお願いしまーす。』

「なんや、一気にやる気なくなってへんか?」

『あはは。気のせいですよ☆』

「そぉかぁ?ま、ええわ。早速教室行くでぇ!!自己紹介せなあかんからなぁ。」

『ラジャーです。』





この先生は佐藤というらしい。見た目は25歳くらいで、なかなかカッコイイ顔だ。身長は・・・・180cmくらいなんじゃない?

印象としては、爽やか且つ、鬱陶しい。うん、その通りだ。

え?いつ自己紹介したのかって?どうってことなかったので省いただけです。





佐「ここがお前の転入するクラスや。」

『おぉっ!!』

佐「まぁ、分かってると思うが、俺が呼んだら入ってきて自己紹介するんやで?」

『了解です。』





そう言って佐藤先生は入っていってしまい、廊下には自分一人。

ヤヴェ・・・。緊張してきた・・・・・。

さっきまで全然平気だったのに!!なんだこの尋常じゃない動悸はっ!!はぁぁぁあ〜。




佐「今日は転校生来たで〜。ちなみに女の子や。むっちゃ可愛いからって手ぇ出すんやないで〜男子。」



ちょっ!!おいっ!!なにハードル上げてんだよ佐藤!!オイ佐藤!!

取り消せ!!今の言葉を直ちに取り消s・・・・



佐「相澤〜。入ってこーい。」



いやぁぁぁぁぁぁあ!!



佐「相澤〜?」

『はっはーい!!』






ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!変な声でた。ってかめっちゃ見られてるよ!?ガン見というモノだよ!?

さっきまで賑やかだったのに・・・・。今すっごい静かになってるし!?

とりあえず落ち着けぇ!!落ち着くんだ!!冷静キャラ的なかんじを装え!!





『えぇ〜っとぉぉぉぉ(ヤベっ裏返った!)。今日、て転校してきた相澤麗です。分からないことだらけなんで、是非仲良くしてください?よっろしくお願いします。』


全「・・・・・・・・・・・・」


『え゛っ・・・・・・・・』




なんだこの空気!?えっ?やっちゃったかんじ?確かに声裏返っちゃったけど・・・。変なことは言ってない!!はず!!

っ!?そうかっ!!さっきの佐藤の野郎の発言のせいか!!




『なんか・・・・。期待はずれでスミマセン。』



あたしが謝る理由って・・・あったのか?ねぇ、あったの!?




「相澤さんむっちゃカワエエやん!!」

「かわええってか綺麗系やわ〜。」

「佐藤、よくやった!!」

『・・・・・へっ?』

佐「やっぱそうやろ!!俺の目に狂いはないん!!」



なんだこれ?皆さん何を仰ってるのか理解不能でしてよ?

あたしの聞き間違いでなければ「かわええ」やら「綺麗」などといった無縁な言葉が聞こえたんだけど・・・・空耳かなー?




「相澤さん固まっちゃってるやん。」

「そこもまたカワエエわぁ!!」



なんだこれ?本当になんだこれ?転入生を褒めちぎろうの会か何かですか?それにしてもお世辞がお上手で。



『あの、先生。あたしはどこに座れば?』

佐「おぉ、そうやったな!!じゃあ相澤の席は財前の隣で。

おい財前、手上げぇ。」



・・・・・・・・・何っ!?財前だと!?クラス一緒だったの!?おい、誰か早く言えよ!(無茶)

しかも・・・・・隣!!!!!最高じゃねぇの!!



佐「あそこの校則違反ピアスが、ぜんざいやで☆」

財「誰がぜんざいやねん。」



ざっざ財前がツッコミをっ!?いっいいじゃないか!!



財「腕疲れるんやけど。」

『あ、はい。すんません。』



財前がイライラし始めそうだったんで、急いで席へ向かいました。



佐「相澤はまだ慣れへんこと多いし、バカそうやから気にかけたれよ。」



おい!!バカそうってなんだよ!?



『いや失礼じゃね?めっちゃくっちゃ失礼じゃね?失礼ってか、もうこれ無礼だよね。』

財「そういう発言からバカっぽさが滲み出てるんやで。」

『どういうことだよ!』

財「バーカ」

『・・・バっ・・・!?・・』



財前ってこんなキャラなの!?もっと寡黙なんじゃねーの!?クールじゃねーの!?

「バーカ」って言ったよ?バーカって!!!かわいすぎだろ!?←



『バカって言うほうがバカなんだよ。おバカさん。(小学生)』

財「バカにバカって言われたら俺生きてけへんわぁ。」

『っ・・・・!!』



こっちがイライラするわ。財前の野郎・・・・。可愛いから許してやるけどな。




財前の野郎と言い合ってる間にHRは終わってたらしい。



[*Back][Next#]

3/10ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!