Let's action! Vol.02 『着いたはいいけど・・・・・・・・・。』 いつ見ても寺っぽいな〜・・・・・。ってそうじゃなくて!!職員室の居場所が分からない。 きっと職員室があたしから逃げているのだよ。 『うはぁ〜。誰かいないのか〜。』 「あれ?相澤・・・・・?」 『・・・え?・・・・・って忍足先輩?』 謙「名前覚えとってくれたんか!」 『もちろんですともっ!!それより何でここに!?』 謙「それはこっちの台詞や。・・・もしかして・・・ 迷ったんか?」 『・・・・・・・あは☆・・・・・((泣』 謙「お前の様子見とればなんとなく分かるわ。」 『とっても良い子にしてましたよ?』 謙「壁に両手つきながら盛大に溜め息ついとる奴がよう言うわ。」 『はははははははは☆・・・そんなことより!!職員室の場所教えてください、忍足先輩!』 謙「しゃぁないなぁ。よっしゃ、任せとき!」 『よろしく頼みます!!』 やっぱカッコいいなぁ。爽やか笑顔にキュン☆ときたぞオイ。反則だって。 あぁ〜。やっぱりここ四天宝寺なんだ・・・・・vVグヘッ 謙「相澤、行くで!!」 『はーい゛ぃ゛!?』 腕を掴まれたと思ったら急に走り出すもんだから、返事の後半樺地みたいになっちゃたよ? しかし、さすがスピードスター。でも速いってば!!あたし着いていかれないって!転んじゃうよ!?あたし転んじゃうよ!?いいの?転んじゃうよ!? しかもここは廊下です。廊下は走っちゃダメっていう暗黙のルーr((こける!こける!!! 『忍足先輩!!こけます!!こけますて!!』 謙「謙也やっ!!」 『へっ!?』 謙「名字って違和感あんねん!やから謙也でええで!!」 なんとっ!!こんなところで名前呼びゲット!?ここっこれはチャーンス!! 『よよっよろこんでー!!!それならあたしのことも名前で呼んでください!!』 謙「んじゃ遠慮なく呼ばせてもらうわ!」 そんなやり取りをした後(確実に1人下心がありました)、ほどなくして職員室についた。 あたし・・・どんだけ遠いとこに居たんだよ。 まさか・・・・・・方向音痴だったの・・・? 『ゼェゼェ・・・・謙也・・先輩・・・あっ・・・・ありがとう・・・ゼェ・・ございました・・・。』 謙「お・・・おぅ・・・・・・・・。大丈夫か?」 『ももももんだい・・・・・・ありません・・・。』 おーいそこー。今若干ひいただろ?確実にひいただろ?これでもだいぶ息整ってきたんだぞ。 若干の間があって。 謙「俺そろそろ行くで?」 『はい。わざわざありがとうございました。』 謙「また・・・・・会えたらええな・・・。」 『? もちろん会えますよ!(会えなかったら会いに行くさ。)』 そして、とーっても親切な謙也先輩とさよならをしたのでした。 [*Back][Next#] [戻る] |