永き夢路への扉 第7話 真実 「…どういうことですか?先生。」 ヒナタが聞く。 「そのまんまだよ。私は生徒を使い、お前達を殺そうとした。これで満足か?ヒナタ・ヒューレット?」 口元を上げ、妖しく笑う 「…なぜ先生が?」 「ある人に頼まれてね。邪魔者は消せ、と。学園中がお前等の力は誰もが認めてる。私達の脅威になりかねない。」 「なるほど。それで消そうとしたわけか。だが残念だったな。僕らは死ななかった。」 「…本当にそう思うか?」 「どういう―― ――ザサッ―― 『「!?」』 いきなり何十人もの生徒が現れて俺たちを囲んだ 『なんだよ、これ…』 「!まさか」 「ああ。服従の呪文だ。さすがに生徒全員は疲れたがね。 この学園に欲しい物があってね。」 「…なるほど。で、いいんですか?こんなに喋って」 ヒナタがクライシスに話しかけながらクロゥに合図した (僕が時間を稼ぐ…頼んだぞ) カイは頷いた 「お前らはここで死ぬ。せめてもの冥土の土産だ」 「…ならば一つ質問していいですか?」 「なんだ?」 「先生の欲しい物とは何なんですか?」 ヒナタがクライシスと話している間にカイは無詠唱呪文を唱えだした †戻る††次へ† [戻る] |