永き夢路への扉
第6話 疑問
―訓練所前―
「戻ってきたか」
訓練所からでてきたクロゥとヒューレットに気付いたクライシスが眼鏡をあげながら言った
『なぁハゲ「私はハゲてない!」
『気にすんなって♪…で、本当のことを教えてもらおうか?』俺は声を低くし、クライシスを睨んで言った
「…なんのことだ?」
『とぼけんな。魔術担当のお前が何で実習訓練なんかやってんだ?それに、』
俺はクライシスに剣を向けた
「カイ!?」
ヒューレットが目を見開いて驚く
『あいつらの様子がおかしかった!!何をした!?』
「どういうことだ?」
ヒナタがカイに聞いた
『…ヒナタ、あいつ等いつもと様子が変だと思わなかったか?』
「変?」
『あぁ。…まるで何かに操られてるみたいにな。』
「!!??……そうだとしても何故、クライシス先生なんだ?」
『…掌にアザがあったんだ。それも全員に、な。そんなもの、ここへ来る前には無かった。』
「アザ…なるほどな、掌にアザができるのは服従の呪文の特徴だ。…それにクライシス先生は呪の講師だ。」
「…くっ…くはははは!!…ただの馬鹿だと思っていたが、まさかクロゥにバレてしまうとはな!」
クライシスは嘲りながら言った
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