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永き夢路への扉
第2話 遅刻
――ドタドタッ
ガラッ――

『ハァッ…キリギリっ?』
ドアを開けたらハゲ(クライシスだよ;)と目があった

「…クロゥ10秒の遅刻だ。フン…やはりな。だが今日だけは特別にみてやる」

『…は?』
驚いた。こいつ…俺を目の敵にしているくせに。

「聞こえなかったか?早く席に着け!退学にされたいのか!?」

『なぁ、ハゲどうしたの?』
席に着き、隣のフィン(たぶん)って女子に聞いた。

「ハゲって;…クライシス先生、今朝学園長にクロゥ君のこと褒められたんですって」

『俺のこと?』
自分を指さしながら言った

「えぇ。武術だけは学園一ですし。」

「いつも怒られてばかりなんだ。たまには褒められることの一つもないとな」
後ろから声がした。振り返ると
『ヒナタ!』
「ヒューレット君!//ど、どうしたの?//」

「パートナーを組まなきゃならないんだけど相手がいなくてね」
にこりと微笑んだ。

おい待て。俺の時と態度がちがくねぇか?

「///そ、それなら私が『ヒナタ!俺と組もう!』
俺はフィンの言葉を遮って(フィンに睨まれた)言った

「…君とか?」
訝しげに俺をみる

『俺じゃ不満?』
ニヤリと笑って言ってやった

「いや、君じゃなきゃ駄目なんでね」
ニヤリと笑い返した

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