永き夢路への扉 第27話 初めてのお使い ―次の日―… 『…めんどくせ』 カイは頭の後ろで手を組みながらため息をついた 「仕方ないだろ。学園長の使いなのだから」 俺とヒナタは学園の門の前まで来ていた。これから学園の外に出るのだ なぜかというと…それは昨日にさかのぼる…──────── 『お使い?』 「はい。ある方に会ってきてほしいんです」 学園長は続けた 「そして、その人にこれを渡してください」 そう言って学園長はカイに渡した 『…指輪?』 カイは渡されたそれをまじまじと見た。 小さな青い石がはめ込まれただけのただのシンプルな銀の指輪だった 「行き先はヒナタが知っています。準備が出来たら明日、学園を発ってください。」 『分かりました。(よっしゃサボれる♪)…けど授業は?』 カイは一応聞いてみた ルイス「お前らは休みと言うことにしておく。」 壁にもたれながらルイスが言った 「詳しいことはヒナタに聞いてください。」 学園長は横目でヒナタを見る カイもヒナタを横目で見てから学園長に向き直り 『了解しました』 そして現在に至る… †戻る††次へ† [戻る] |