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京都×徳島(R18)

「えっとぶりやぉ、京都」(久しぶり)

俺の恋人は、とても平凡な容姿をしてはる。
細身だけど、身長は普通やし、髪も目も黒。
どこかのチンピラみたいな金色しはった広●とは大違い。


ただ、目付きはえらい鋭いし、何より性格が腹黒い。
執着心も並外れてはる。
とーの昔に兵庫と一緒にならはった淡路んことを未だに自分んものや言い張るところとか、そう。

人畜無害な顔してはる癖に、癇癪持ちで好戦的。そんな子の相手出来るんて、僕くらいやと思わん?

「返事しろや、ハゲ」
「せやね、こないだ会ったんは、徳島が『もぅ...あかんっきょ..と...んんっァ...いれてぇっ』って僕にすがった時ぶりやね」

徳島の手が僕の着物のあわせを掴んで、喉を締め上げようとしたけど、なん言うか、洋服とは勝手が違うらしい。ただ掴んでるだけになってはる。
「誰がそないなこと言った言うんや?」
「徳島」

徳島の目が僕を思いきり睨み付けてきたんやけど、それに無表情を返してたら、掴みかかってはった手が離された。

「やっぱり京都は気に入らん」

いっつもそう言うてはるけど、毎回僕に啼かされるんは、どっちやの?と言ってやりたかったけど、プライドの高い彼を傷つけるのも、めんどくさい。

「まぁ、京都に用ないし、いんでくるわ(帰るわ)」

そう言って去ろうとする徳島の腕をとって、歩みを止めさせる。

「僕と君が、たまたま会ったんやと、ほんまに思うてはるの?」
「は?」
「僕が徳島はんこと、待ってたんやって考え方は出来へんの?」
まだ徳島が怪訝な表情をしているから、腹がたって、彼の腕を掴んだまま、ホテルに連れ込んだ。

「なんしょん...貴様いい加減しぃや?男ラブホ連れ込んで何したいん?」

「...もう黙りぃ」

罵倒しか生まない口を塞いでだる。
「んっぅ......」

最初は暴れていたけれど、次第に抵抗は弱なった。
それを良いことに、僕は徳島のシャツの中に手を伸ばす。かいらしい突起を指先に捉えて、摘むと、面白いように、彼のからだが跳ねた。

「えらい感じやすいね」
「おんどれ、嫌いや」
「嫌いな相手に弄られて感じはってる淫乱は誰やの?」

徳島の鋭い目が、さらに剣呑になって、でも僕にはそれすら堪らへん。

「んんっ...あっ...」
徳島がキスと愛撫に溺れているうちに、黒のズボンと下着を脱がせた。

こっそりホテル備え付けのローションを指に絡めて、徳島のあなに差し入れた。

「ひぃっ...!やめぇ、それ...ァっ」

「喘ぎながら言うても、説得力あらへんよ」

一本で抜き差ししていたんを、もう一本増やして、あなを拡げる。

「はぁっッ...そこ..あかんっ」
「あかんやないよ、ええとこやろ?」

キスと愛撫を続けながら、あなのなかをいじめる。
感じやすい徳島は、堪らへんらしく、体をびくびく痙攣させる。

「...ひぅ.も、限界や...京都、いれぇ...っぁんつ」
「それが人にもの頼む態度?ちゃぁんと言って御覧」

何度か体を重ねているけれど、まだ尻ではイかれへん徳島は、随分つらそう。
せやけど、ここで許したるんも、おもしろない。

「いい加減にしぃや...」

恨みがましそうな声が下から聞こえてくるけど、無視してやる。

そして、ええとこたげ狙いすまして、いじってやると、次第に理性がぶっ飛びはったみたいやった。

「も、だめ...おねが..京都...入れてつかいっ...」

「ん、ええこや」

既に徳島のあられもない痴態に張りつめてしまったぶつを、彼の中に入れる。

「んんっ...」

と眉間に皺よせはってるんでさえ、色っぽく見えて、自身が反応する。

正直イってしまいそうやけど、そこはプライドが許さへん。

全部入れてしまった自身を、ゆっくりと動かす。
焦らすように、いじめるように。


「んっあっ...!」

...突然、徳島が僕んをこれでもか、というくらいに締め付けなさった。
ぎりぎりやった僕は堪らず射精してまう。

「...わざとやろ」
睨み付けるようにして言ってやると、僕の下で、徳島が黒くてわぁるい笑みを浮かべてはった。
確信犯やたち悪。
「早漏」

一言そう言って、にやりとした彼に、僕はちょっとえげつなく責め立ててやった。

イきそうになると動きをとめ、快楽が落ち着きかけると動いて。それを繰り返す。

次第に余裕なくなりはった徳島がすがるような目で僕を見た。

「ね、なんか言うことあるやろ?」
「ごめん...なさいっ」

「ええ子」

イかせたるために、ええとこを執拗になぶる。
したら。すぐに徳島は果てはった。
そのあと僕も二度目の白濁を放つ。

「すきやで、徳島」



徳島はイったあと、すぐに気失って夢の世界いってしまはった。
せやから、体清めてやって、残り時間まで僕はずっと彼を腕の中に抱きしめた。


愛しいと思う。
せやけど、互いに素直やないから、それがうまく伝わらへん。

きっと徳島はまだ知らん。
僕がどれだけ執着心強ぉて、嫉妬深いか。

そして、僕もまた徳島のことを何も知らんのんやろう。

でも、許されるなら、この短く温かい時間を、今だけは享受していたかった。


「馬鹿やねきょーと。俺が嫌いなやつに体許すわけないのに」

もちろん、この小さな囁きにも気づくことはなかった。

end








あとがき
これが所謂やおい(やまなし、おちなし、いみなし)ですね!!ひどいっ笑

まぁ、でも、このお話は京都×徳島のイントロダクション的なお話ですので。これからも続けていきたいな。

広島×岡山はバカップルなので、この子らはこういえ感じになります。

読んでくださりありがとうございました!


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