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広島×岡山(溺愛×強気)

気に入らない気に入らない気に入らない!!

なんで広島なんかに負けんとおえんのんじゃ!!

俺、岡山がこんなにキレてるのには訳がある!中国地方で一番栄えてると思うのは?というアンケートで広島が1位をとりやがったからだ!


「あんねぇ、岡山、そぎゃんことはどうでもえがな」
島根ねえさんにたしなめられるけど、納得いかない。

「俺の方が近畿が近いんよ?広島市なんて西んほう寄っとるが!観光地も多いし、名物たくさんあるんじゃけぇ、栄えとるくらい俺に譲ってくれてもええが」

「岡山...途中から褒めとるがん...」

「なーに?岡山に島根ねえさん、俺の話?」

突然背後から手が伸びてきたかと思うと、抱き締められて、そのままそいつの足の間に座らされた。

「っ!広島!!」
「あぁ、広島。岡山が広島に構って欲しがっとるけん、構ってやりなさい」

「なっ!」
島根ねえさんに言われて調子に乗った背後の奴は、絶対後ろでニタニタ笑ってる。
恥ずかしくて、顔が赤くなるのがわかった。

「そんなに構ってほしかったん?」
耳元で囁かれて、否定するなんてできなくて、頭をひとつ、こくん、と動かした。

「かわええのぉ」

耳を少しかじられて、堪らなくなる。
俺たちのそんな様子を見ていた島根ねえさんは、わざとらしいため息をついてみせた。

「広島ぁ、あんまり虐めたらいけんよ」
それだけ言うと、帰ってしまった。




「岡山、随分俺のこと褒めてくれたんやな」
「はぁ!?そんなんしてねーわ!」
「え?俺の聞き違いなん?観光地も多いし、名物たくさんあるんじゃけぇって」

背後から抱きしめる、奴の顔を下から拝むと、予想通りの意地悪そうな笑顔。

「俺は、岡山のええとこいっぱい知っとるけぇよ?」
「ん...」
「フルーツおいしいが?」
「ん」
「倉敷とか、好きじゃ」
「ん」

「でもな、岡山。みんなが岡山のええとの気づかんでも...俺だけが知っとけばええじゃろ?」


自信満々にそう言ってくる奴に、俺は一生勝てないんだろうなあなんて、結局はわかっているけど。
やっぱり悔しいから...

「ええか!岡山は備前焼あるんじゃけーよ!」
「はいはい」

頭を撫でてくれる手は、いつも通り優しかった。











あとがき
方言適当ですみませんすみませんすみません!!
ちなみに岡山は眼鏡かけてます。黒縁です。見た目攻めっぽいかんじ。
自分の萌えのためだけに書いた、よ!


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あきゅろす。
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