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短編・詩
詩 白骸
ああ また壊れた…
つまんないな

やっぱり
そこらへんの人間じゃ話にならないね
玩具にすらならないよ

でも もう良いけどね
だって僕は手に入れたから
最高の玩具を♪

恐ろしく整った
お人形さんみたいなかお
サラサラして気持ち良い
青みがかった黒い髪

随分反抗的なのがたまに傷だけど
大丈夫 ちゃんと責任持って仕付けてあげるよ

あの 綺麗な顔が苦痛に歪む瞬間
たまんないね

もっと もっと
仕付けてあげる

あの時殺さなかったのも
この顔に一目ぼれしちゃったからなんだ

正チャンに言ったら呆れられるだろうけどね

だからお願い
もっと もっと
僕にその顔を見せて?

そしたら殺さないでいてあげる
勿論 僕が飽きたら殺すけどね

わかってるのかな?
自分が生きていられるのは
僕の気紛れなんだって

それならもうちょっと言う事聞いて欲しいよね
お利口さんには優しくしてあげるからさ

まぁ そんなのつまんないけどね
せいぜい 僕を飽きさせないように
努力してよね

つまらない玩具はいらないよ

殺してしまうのは凄く簡単な事だけど
ただ殺すのもつまらないよね

彼から全てのものを奪ったら
一体どんな顔するんだろうね
考えただけでワクワクするよ

きっと
何度生まれ変わっても
僕の事覚えてくれてるよね
そうだったら嬉しいな

そのためにもさ
やっぱりボンゴレは邪魔だよね

ずっと見てるのにも飽きて来たし
そろそろ本格的に殺し合い(ゲーム)を始めようか♪

全ては彼の未来のために…

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あきゅろす。
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