番外編 5 海音が帰宅した事で、読書タイムは強制終了。 奏汰は夕食を作る為、キッチンに立てこもっていた。 「今日は洋食なんだって?」 「雪斗さん、お邪魔しています」 海音に続き、雪斗帰宅。 キッチンに居る奏汰に声を掛け、リビングに姿を見せた。 「今日は泊まりか?」 「その心算ですが…」 「だから、奏汰の機嫌が良いのか」 普段の奏汰なら、読書の邪魔をしたら、不機嫌になる。 しかし、今日は機嫌が悪くならなかった。 どうやら、不機嫌にならない原因は其処にあるようだ。 「今日は、ハチミツくんと寝る」 「「「ダメだ!!」」」 奏汰の爆弾投下に、3人は声を揃えて、迎撃するが、 「じゃあ、一緒にお風呂に入る」 「「「入らない!!」」」 奏汰の追撃発射に、3人は溜息を吐きながら、首を左右に振った。 「けち(# ̄3 ̄)」 「「「……」」」 [[[育て方間違えたか?]]] そう思ったのは云うまでもなく。 微妙な空気が流れる中、並べられた夕食を食べる4人であった。 〜おまけ〜 [夜中に忍び込むもん] [国光、鍵掛けろよ] [客室には鍵なんてない筈ですが…] [国光君の部屋に鍵をつけたんだ] [そうなんですか] [無駄な足掻きだ。ボクには合い鍵があるもん] [[[奏汰ッ!!]]] [ふえーん(>д<。)] [*前へ][次へ#] [戻る] |