[携帯モード] [URL送信]
禍霊


銀色の刃には
清冽な空気が似合う

糸月の僅かな光を
綺羅と映す其れは
鋭利‥‥‥

血を欲する
妖刀が如く‥‥‥
刻を待つ‥‥‥‥‥


金色の刃には
凄烈な空気が似合う

満月の放つ光明を
綺羅と弾く其れは
狂気‥‥‥

更なる血を
吸わんと欲する
妖刀と成りて‥‥‥
瞬間を待つ‥‥‥‥‥

何方を取るか‥‥‥

其れは‥‥‥
思ふ儘に‥‥‥‥‥








※解説

禍霊→まがつひ
銀色→しろがね
刃→やいば
清冽、凄烈→せいれつ
糸月→二日月の事
刻、瞬間→とき
金色→こがね
何方→どちら
思ふ儘→おもうまま




[前へ][次へ]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!