片恋
黒き影よ‥‥
常より添い付く
黒き影よ‥‥
幾度となく差し遣る
私の手を‥‥
取ってくれぬのは
何故か‥‥‥
人は、
「お前は生かされているのだ」
と、言う
そうかも知れぬ
私は‥‥
余程の業を背負って
いるのであろう‥‥‥
その罪を赦されぬ限り‥‥
幸願う事など出来ぬのだ‥‥‥
苦しき闇路に惑うたままに‥‥‥
なれば
何時‥‥赦されるのか‥‥‥
何時まで耐えねばならぬのか‥‥‥
黒き影よ‥‥
お前がその大鎌で
私を刈ってくれる日は‥‥
来るのか‥‥‥
胸焦がるる想いが
‥‥
報われる日は
‥‥来るのか‥‥‥
願わくば
お前のその影で
私を包み込んで
‥‥消してくれ‥‥‥
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