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足踏み
2ー7

「ごちそうさまでした。どれもとっても美味しかったです」
「おぅ、口にあってよかった」

それからかれこれ1時間かけて皆で食事を楽しんだ。テーブルにずらりと並んでいたご馳走はあっという間になくなった。どれも美味しかったし、男の人はよく食べるからなくなるの早かったなぁ、と関心する。自分も張り切って食べてしまった気がする。それに大勢で食事も会話も久しぶりで、とても楽しかったし嬉しかった。

「・・・そういやもう6時過ぎてるけど、ことりちゃん大丈夫か?」

ふと気づいた様に携帯電話を確認して翔梧さんが心配そうに訪ねてきた。

「あ!本当ですね。今日はここら辺で失礼します」
「そうだね。夜道は危ないしね」

慌てて立ち上がると、ゆうさんも心配そうに立ち上がった。

「ことりちゃん、気をつけて帰れよ」
「・・・あ、あの」

翔梧さんが笑顔でそう言ってくれたけど、私は戸惑って立ち尽くす。

「あぁ、大丈夫。仲間内の食事なんだ。気にすんな」

私の考えを察してくれた翔梧さんはまた笑って「そんなことより、気ぃつけて帰れよ」と気づかってくれた。



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