プロローグ
〜プロローグ〜
「先輩…好きです」
中2。夏。放課後の教室。幻想的に差し込む夕日。
初恋の男《ヒト》に告白をした。
「悪いけど、そんな趣味ねぇから…。
ってゆうか、気持ち悪いから。そういうの…。マジ勘弁してくれよ」
人から人へ、広がる噂。
次々と去っていった友人たち。
噂とともに始まった陰湿なイジメ。
見てみぬ振りをする教師。
腐った世の中だと思った。
高1。春。入学式。
「あいつホモだって!」
「男に告白したってホント!?」
「もしかしてヤったことあんのかな…」
「マジキモいって」
孤独な毎日に変化が訪れたのはこれから1年後だった。
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