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The White Rose Of Virginity(完)
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[エリス戦争で魔導師は絶滅したと思われていた。だが、本当は生きていた。深い森の中で、彼らは集落を作り生き延びていた。外に出るときは獣の姿になって生き延びていた。彼らは力を合わせていた。私は即位するまえからこのことを知っていた。幼いころから、私は彼らの集落を出入りしていた。
私には友がいる。彼は魔導師だ。人間が大好きな魔導師だ。彼には血の繋がらない息子がいる。その息子は騎士のユリアン・ローレンツだ。彼はユリアンを息子と呼び、ユリアンは彼を父と呼んだ。
私は彼らのそんな光景が大好きだ。人間と魔導師が種族の壁を越え、家族でいること。
そして、私は一週間後、退位することを決めた。そのとき、私は集落にいる魔導師を全員、王都へ呼ぶ。つまり、魔導師との共存を決めた。彼らは納得した。不安はあるだろう。だが、よく考えてほしい。戦争の前は私たちは互いに、助けあってきたことを。昔できたならば、またできるはずだ。
本当なら見守りたい。しかし、それは出来ない。私にはもう命がないのだ。詳しい発表は一週間後、王城前でさせてもらう。]







これがジアに作ってもらったものだ。
内密にするためにジアに頼んだ。
ジアはへとへとだった。


レインズはジアに礼を言った。
すると彼女は



「気にすんな、あたしたちはあんたたちに救われたんだからね。」


そう言った。


レインズは大量の紙を魔法陣の上にのせた。
これで、世界中にばらまくのだ。
紙は地面に溶けていくように、なくなった。







世界はあっという間にパニックに陥った。冷静に受け取る者もいれば、発狂するものもいた。
この一週間は民にとって長い一週間となった。










「準備はよろしいですか?」


ロイヤルは尋ねた。
ユノは頷いた。
白いドレスを纏い、漆黒の髪をゆいあげて。



城門前にたつとたくさんの人がいた。足元には、ラジオに繋がるマイクが。

しんと静まる。

ユノのドレス姿にみな驚いていた。



ユノはゆっくりと口を開いた。







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あきゅろす。
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