The White Rose Of Virginity(完)
3
「これからどうする?」
カインは静かに立ち上がり大樹へ向かった。
「決まっている。」
カインは決意した表情で大樹を見上げた。
「俺のやることは唯一つ、あの頃と変わらない。」
ユノ。
お前、怒るだろうな。
でもさ、お前が怒る前に俺が怒らせてもらうよ。
でも一番最初にさせて欲しいことがある。
抱きしめて謝らせてくれ。
今まで、お前にすべてを背負い込ませてきたことを謝らせてくれ。
そして愛していると言わせてくれ。
ずっと愛していると。
「あいつを闇から救う。」
ユノ。
ごめんな。
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