卵と以心伝心
[シト*キーラ*リオン(孵化前]
「キーラ!!た、大変だぁ!!」
「どうしたのシト、何かあったの?」
「た、卵が居ないんだ!!ウチの可愛いリオン君が行方不明なんだぁ!」
「あらあら、それは大変ね。でもまだ生まれてきてないのに性別まで決めちゃって。シトったらせっかちなのね」
「う――ん…。いや、生まれてくるのは確実に男の子だ」
「どうして?」
「卵がそう言ってたんだよ」
「…………はい?」
「むむっ!!リオン君からのメッセージだ!……お布団の中、だと!?よし、今助けに行くぞリオン君!!」
「誰も何も言ってないのに…。あの人ったら不思議な人ね」
* * *
なんと卵の時期から会話が出来る親ばかシトつん。
←→
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!