独占欲 [ソフィア*エミリー] 「おい、エミリー」 「あら、誰かと思えば王妃のソフィアじゃない」 「人間の癖にこの私を呼び捨てとは生意気な…。早々に土に還されたいか?」 「あはは、それは遠慮しとくわー。で、王妃様が何の用かしら?」 「…お前、シトの家で随分と好き勝手にやってるそうじゃないか」 「あらあらー…そんな事ないわよ」 「…笑顔がひきつってるぞエミリー。いいか…お前が今無事に生きていられるのは、あいつに護られてるからだという事を忘れるな」 「……そんなの言われなくても分かってるわ。もう悪ふざけはs「あいつは私のもの(おもちゃ)だ。遊ぶならリオンだけにしろ!」 「えぇ――――。意味分かんないし!つか、リオンは良いんだ」 * * * この国の行く末がとても不安に思えたエミリー。 ←→ |