short ● 体が小さくなっちゃった!? <上> ある日の午後…… 任務から帰った名前はカラカラに渇いた喉を潤そうと、リビングに向かい冷蔵庫を開ける…が、冷蔵庫にあるのは大量の団子団子団子… 『ちょ、飲み物が無いってどーゆー事やねんッ!』 あ、やべ…つい関西弁が…! あー…てかマジ喉渇いたぁー!! 名前がそう叫んでいると、リビングの扉が開き、「うっせーな…少しは静かにしろ」 とサソリが若干睨みながらそう言う。 『だってぇ〜飲み物がないんだもん!!』 蠍「あ?んな事知るか」 そう言うサソリの片手には、薄いピンク色の液体が入ったフラスコを持っている。 『あー!飲み物だぁ♪もぉーらいっ!』 蠍「!!あ、バカっ!!それはッ…」 “新開発の薬だ。何があるか分かんねぇーぞ”と言おうとしたが、時既に遅し…名前はゴクリと喉を鳴らしながら、フラスコに入ってた液体を全部飲み干した。 『ごちそうさまぁ♪』 蠍「…はぁ〜〜…」 『どうしたの?ため息なんかついて…』 蠍「お前がさっき飲んだのは俺が新開発した薬なんだよ… だからこれからどうなっても知らねぇーからな」 『うっそ……』 途端名前の顔が青くなり、引きつる。 …その時、名前の体から煙が出てきてボン!と小さな爆発音が鳴る。 煙が晴れた後、サソリが名前の安全を確認しようとするが名前は何処にもいない… 蠍「…おい!名前…?」 サソリが名前を呼ぶと、何処からか小さな声が聞こえた。 『サソリィー!下ぁ!!』 蠍「……あ?」 サソリが下を向くとそこにはリカちゃん人形と同じくらいの背丈、でかさの名前が居た。 蠍「…あの薬はチャクラを強制的に使えなくする奴だったんだが…この症状は薬の副作用だな …新開発の薬はまだ改良の余地がありだな」 『おいーッ!何とかして元に戻してよ!』 蠍「今はない。だが、完成品じゃないから3日も経てば元に戻るだろう。」 『……そっかぁ…』 名前は本当にチャクラが止まってるかチャクラを練ってみる。が、チャクラが練れない。 『チャ、チャクラが練れない…』 蠍「…俺の言葉を最後まで聞かなかったお前が悪い。 俺はちょっとリーダーにリカちゃん人形の家と服を買ってくる様に言うから、お前は他の連中に自分がそうなった理由でも言え。」 『了解〜』 そしてサソリは名前をその場に残してこの場から去った。 ………続く next. (…名前!?うん!?) (…何があった…) (…実は…………) (ゲハハハ!!お前もバカだなぁ!) (……い、言い返せない…) [*前へ][次へ#] [戻る] |