short
*● バレンタインデー <微イタチ寄り>
*イタチが少しおバカ&変態です(汗)
2月14日とは女の子が好きな男の子にチョコを渡すというちょっとした行事。
女の子も男の子もこの日は胸が高鳴る日…。
それはオレ達犯罪者もそうだ。
『イ、イタチ…?』
リビングで団子を食べていたら名前がリビングに入って来るなりオレの名前を呼ぶ。
鼬「何だ?名前」
『これ…手作りのチョコなんだけど、
…受け取ってくれる?』
名前がもじもじしながら上目遣いでチョコをオレに差し出す。
鼬「フッ…オレが受け取らない訳がないだろう」
『!…有難う//』
名前が顔を赤らめながら喜ぶ。
…可愛らしい奴だ。
泥「ちょっと待ったァーっ!うん!」
…すると今まで静かにオレ達のやり取りを見ていたデイダラが割って入った。
泥「名前!
オイラへのチョコは!?うん!?」
『……作るの忘れちゃった♪
ごめんね?私、イタチの事しか頭になかったから…』
その言葉を聞いた瞬間オレは名前に抱き着いた。
さすがに抱き着くのは許せなかったのか…サソリさんも話に乱入してきた。
蠍「オイ。
名前からさっさと離れろ変態野郎」
『ううん!離れなくていーの!!』
泥「イタチに襲われるぞ!?うん」
『…私、イタチになら何されても構わない』
……もう我慢の限界だ…
だが、オレが名前を押し倒すよりも先に名前はオレにかみつく様なキスをした。
…公開プレイか。
悪くはないな。
良い機会だ。デイダラとサソリさんに見せ付けてやろう。
それからはオレが主導権を握りメンバーの前で名前とヤった…。
――――――――--
蠍「ククッ、お前の妄想はそれで終わりかよ?」
鼬「…妄想などではありませんよ。
必ず実現してみせます」
蠍「ハッ…くだらねぇな」
鼬「……何がです?」
蠍「お前の妄想だ」
鼬「…オレから妄想を取ったら何も残りません。
ですからオレは妄想に更なる磨きをかけ、オレによるオレの為のオレの素晴らしい妄想を生み出してみせます」
蠍「…ただの自己満足じゃねぇか」
鼬「それでいいんです」
蠍「……そうかよ」
おバカなイタチを相手に、サソリは少しゲッソリしていた。
イタチの妄想はどこまでも続く……。
end.
(この人アホだ…)
(何故だ?お前での妄想は中々だぞ)
(…何が中々なのか)
(褒めてるのか?)
(……もはや話噛み合ってないよね)
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