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『これは…祖母の形見なんです。祖母は言ってました…
「これは肌身離さず持っておきなさい。
それは名前を守る物なんだから」
…だから私は小さい時からずっとつけています』
「……おい…そのお前の祖母の名前…
もしかして"トヨコ"って名前か!?」
その話を聞いたサソリは何か思い出した様に聞いてくる。
『!!…何で…知ってるんですか!?』
「そのネックレスと能力を見て思い出した。
確かそれはお前の一族に代々伝わる物だ。
確か…鉄壁の防御…だったか…。
それに苗字一族と言えば医療で有名だったな」
「…何でサソリの旦那が知ってんだい…うん」
「…俺のババァとあいつのババァが仲が良かったんだよ」
『…え、じゃ、じゃあ私は元々こっちの人間って事…?』
「…あぁ」
…全員沈黙…。
その空気を破ったのはイタチだった。
「…サソリさん。医療も修行したら身につくと思いますし、暁に置いたらどうです?」
「………好きにしろ」
「勿論、オイラも賛成だぞ!うん」
『え…じゃあ此処に居ても…』
「…良い」
すると名前の顔が明るくなる。
『あ、改めまして…苗字名前です!』
「…うちはイタチだ」
「オイラはデイダラ♪
仲良くしような!うん」
「…サソリだ。精々足を引っ張るなよ」
「私は…「鮫だ」…い、イタチさんυ」
『あはは!宜しくね!』
こうして名前は暁に置いて貰う事にした。
「リーダーには俺から言っとく」
『有難うございます!イタチさん!!』
「…イタチでいい。後敬語も無しだ」
「オイラ達にもだからな!」
『うん!分かった!』
そしてこれから名前の物語りが始まる…
ゆっくりと進み出した歯車は…
もう…止まらない。
next.
(…漫画のキャラって事は言わなくても言いよね…)
(なんか言ったか?うん?)
(う、ううん!何でもないよ!!)
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