2 『これは…祖母の形見なんです。祖母は言ってました… 「これは肌身離さず持っておきなさい。 それは名前を守る物なんだから」 …だから私は小さい時からずっとつけています』 「……おい…そのお前の祖母の名前… もしかして"トヨコ"って名前か!?」 その話を聞いたサソリは何か思い出した様に聞いてくる。 『!!…何で…知ってるんですか!?』 「そのネックレスと能力を見て思い出した。 確かそれはお前の一族に代々伝わる物だ。 確か…鉄壁の防御…だったか…。 それに苗字一族と言えば医療で有名だったな」 「…何でサソリの旦那が知ってんだい…うん」 「…俺のババァとあいつのババァが仲が良かったんだよ」 『…え、じゃ、じゃあ私は元々こっちの人間って事…?』 「…あぁ」 …全員沈黙…。 その空気を破ったのはイタチだった。 「…サソリさん。医療も修行したら身につくと思いますし、暁に置いたらどうです?」 「………好きにしろ」 「勿論、オイラも賛成だぞ!うん」 『え…じゃあ此処に居ても…』 「…良い」 すると名前の顔が明るくなる。 『あ、改めまして…苗字名前です!』 「…うちはイタチだ」 「オイラはデイダラ♪ 仲良くしような!うん」 「…サソリだ。精々足を引っ張るなよ」 「私は…「鮫だ」…い、イタチさんυ」 『あはは!宜しくね!』 こうして名前は暁に置いて貰う事にした。 「リーダーには俺から言っとく」 『有難うございます!イタチさん!!』 「…イタチでいい。後敬語も無しだ」 「オイラ達にもだからな!」 『うん!分かった!』 そしてこれから名前の物語りが始まる… ゆっくりと進み出した歯車は… もう…止まらない。 next. (…漫画のキャラって事は言わなくても言いよね…) (なんか言ったか?うん?) (う、ううん!何でもないよ!!) ←前へ |