[通常モード] [URL送信]
2



その頃
私はすっかり
帽子少年達と仲良くなり
色々な事を聞いていた



「…異世界から来た人の事を『アリス』って呼ぶのね…」



「そうなんだよ〜
だから深光ちゃんは8人目のアリスちゃんなんだ」



あの後
私は少女と帽子少年から
アリスについて教わった



お茶会をしながら…



因みに



少女は
眠り鼠



少年は
帽子屋



と呼ばれる存在らしい



…そこまで話が終わった後



私はずっと気になっていた事を
聞いてみる事にした


「…ところで帽子屋は
何でそんなに帽子を
被ってるの…??」



やっぱり帽子屋だから?
と付け足せば帽子屋は
「はぁ?」というような顔で
自分の頭上を見た



その瞬間
帽子屋の顔が凍りついた



そして



「なっ!なんじゃこりゃあああ!!!!!」



と叫んだ



い、今まで
気がつかなかったんだ…!



びっくりしていると


「うわはははは!
今気づいたの?帽子ちゃん!ふなななな〜!」



と眠り鼠がバンバンと
机を叩きながら笑う



…眠り鼠がやったの…!



私はそんな可愛い
2人を見て笑っていた



けれどそんな
楽しいやり取りをしている時



私の体に危機が訪れている事を
私は知るよしもなかった…






[*前へ][次へ#]

2/5ページ


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!