雪月花
氷室 衛太
姓は氷室（ひむろ）、名は衛太（えいた）。19才。
第四章・腐敗庭園にて登場した、とことん我が道を行く忍の先輩。
スポーツが万能で、高校時代は様々な大会で成績を残していたため、スポーツの名門大学何校かからオファーが来ていた。
しかし彼自身は写真を撮る事の方が好きで、進学の際には全てのオファーを断り写真サークルのある大学を選んだ。
サークルの合宿中、その親切心が仇となりラルヴァに襲われ、悲しくも吸血鬼となってしまった。
忍とは中学以来の付き合いで、家が近所だった事もあり良く一緒に遊んでいた。
自分の意志をしっかり持ち誰の色にも染まらない、今時珍しい若者。
彼の中学生らしかぬ自由な考え方、生き方は、まだ幼かった忍に多大な影響を与えた。
言い方は悪いが、今の忍の歪んだ性格が出来上がってしまった全ての元凶とも言える。
人それぞれの考えがあるように、我が道と言うのも人それぞれ。
間違った方に進むか、正しい方に進むかはその人次第なのだ。
補足までに、神童とも顔馴染みで、神童からは衛ちゃんと呼ばれ慕われていた。
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