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風×骸
君に出会った日から V
数分後、骸はようやく立ち上がれるようになった。

(骸:なんで・・・どうして・・・さようならってどう言うことですか!?二度と現れないって・・・どういうつもりで。もし、本当にそうだとしたら
僕は・・・いや、何を考えているんですか!風なんて本来出会わなかったはずの存在・・・いまさら、いまさら消えたって、
今までどうり生活すればいいだけ・・・・。)

すると、骸はあることに気が付いてしまった。

骸「いままで・・・通り?」

(骸:僕は・・・風に会ってからどんな生活をしてた・・・?)

骸『ちーくーさ!今日、並中に行ったら恭弥そっくりの人に会ったんですよ!名前を風というらしいんすよ!これって奇跡だと思いませんか!?
恭弥にそっくりな人がいるなんて!』

千『よかったですね・・・骸様』

【骸:風・・・また並中に行けば会えますかね・・・?】

骸「僕は・・・風に会ってから・・・・」

(骸:風の事を考えてばかりだ、なのに・・・さようなら、なんて)

すると体の底から何か、決心のような感情が湧きでてきた。

(骸:このままじゃ、だめだ!・・・だって僕は、僕は!)

(風:骸に初めて会ったときは少し混乱していた。突然抱きつかれて、あんな笑顔を向けられて・・・

数日すれば忘れるだろうと思ったけど・・・日を重ねるごとに「会いたい」という感情が溢れてきて

我慢できなくなって骸に会いに行った。覚えてなくてもいい、顔を見れるだけで・・・

でも、もしかしたら・・・・もしかしたら覚えてくれているかもしれない。

そんな期待をしながら会いに行った。そしたら・・・

骸『ん・・・フォ・・ン』

そこからは理性も何もなくなって・・・あんなことをしてしまった・・・・・。)

風「私もまだ・・・修行が足りませんね。」

?「・・・ン!」

?「フォ・・・ッ!」

骸「フォン!!!」

風「ッ!?骸!なんでこんなところに!?」

ブチッ!

骸の中の何かが切れた音がした・・・

骸「なんで・・・・ですって?」

すると、骸の体がワナワナと震え始めた。そして一気に吹っ切れた。

骸「なんでじゃありません!!あんなことしておいて謝ってさようなら!?ふざけないでください!!そんなの逃げてるだけです!!」

風「む・・・骸?」

骸「それに!・・・それに、僕が・・・どれだけ風のこと好きかも知らずに!どこかに行くなんて・・・絶対に、許しません」

そこまで言うと、骸の顔は急に顔が熱くなり耳まで真っ赤に染まった。

骸「な、なんですかその目はッ!・・・うわ!」

トサッ・・・

風は真っ赤になった骸の腕を引っ張り倒れこんできた所を抱きしめたのだった。

顔を上げるとちょうど風と目が合ってしまい、ドキッとしてしまう。

すると、風の顔が近づいてきた。骸は一瞬目を閉じようとするが、すぐにハッとなって風を止める。

骸「だ、駄目ですよ・・・こんな、人が来るかもしれないところでッ!」

風「それじゃあ・・・」

そう言って二人は、再び黒曜ヘルシーランドに戻って行った・・・

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あきゅろす。
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