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風×骸
君に出会った日から
青い空、白い雲、まさに快晴というのにふさわしい空の下。

その学校・・・並盛中学校に、一人の青年が窓を開け校内に侵入した。

カラララララ・・・・

スタッ

?「クフフフフフ・・・」
骸「侵入成功です。」

彼の名は六道骸、今は無きエストラーネオファミリーをある能力を使い一人で紙滅させた青年だ。

その能力とは六道輪廻という人が死んでから行く六つの道、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、

天界道・・・そのすべてを廻った記憶が彼には刻まれていた。

そんな彼だが今は並盛中学校風紀委員長・・・ヒバリこと、雲雀恭弥に猛アタック中であった。

(骸:さて、(不法)侵入もしたことですし・・・)

骸「恭弥でも探しに行きますか!」

―五分後・・・

(骸:恭弥発見!!)

タタタタタッ

骸「きょーうーや!」

骸は猛アタック中の人物、ヒバリを見つけるなり一目散に走り出し飛びついたのだ。

一方抱きつかれた方はそのまま倒れこみ壁に頭をぶつけ目に涙をにじませていた。

骸「また、来ちゃいました!」

?「・・・?」

骸「きょ、恭弥・・・?」

骸は彼のかすかな変化に気がついた。

(骸:おかしい・・・いつもなら―・・・

 雲『もう来るなって何回言えば気が済むの?・・・咬み殺すよ?』

 となるはず・・・)

?「恭弥って・・・だれですか?」

骸「へ?きょ、恭弥じゃ・・・ない?」

?「はい、人違いかと・・・」

骸「じゃあ、あなたはいったい・・・?」

風「私の名前は風と言います。宜しくお願いしますね?」

彼・・・つまりは風はにっこりと微笑み自己紹介をした。

骸は不覚にも一瞬ドキッとしてしまった。

(骸:はっ!僕としたことが恭弥以外の人間にときめくなんて!)

風「どうしました?骸・・・顔が赤いですよ。」

そう言って風は、骸に顔を近づけた。骸の顔はそうされたことで真っ赤に染まった。

骸「な、ななななっ!なんでもありません!!!」

骸はそう言うなり全速力で走って行った。

風「六道骸・・・ですか。」

風は人知れず口元に笑みを浮かべた・・・

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