敵か味方か
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マネージャーは共同で三校の世話をする 。
今回は うちが洗濯 、朱里がドリンク 、翔子先輩には部室の掃除をしてもらった 。
翔子先輩 は、やっぱり優しくて 。
どっちのことも信じたい、そう思った 。
うちが外で洗濯物を干してたとき、
「 キャーーーーーッ!!!!!! 」
ってすごい叫び声 。
翔子先輩のだ 。
二人にするんじゃなかった 。
私が急いで部室に戻ると 、翔子先輩は泣きながら床に座ってて、濡れてた 。
朱里の足元にはドリンクのボトルが落ちてて、まるで朱里が翔子先輩にドリンクをかけた後みたいだった 。
すると後ろから氷帝、四天宝寺、立海の順に部室に入ってきて
「 お前 … まだわかんねぇのか !! 」
って宍戸先輩の怒鳴り声のあとに
「 な、あいつのこと信じたあかん言うたやろ ?」
って忍足先輩に言われた 。
蔵先輩が
「 双葉は朱里が翔子にドリンクかけたの見たん?」
って聞いてきたけど
《 洗濯してて … 見てない 。》
こう答えるしかなかった 。
私が、朱里のこと守らんとあかんのに、翔子先輩と二人にしてもた 。
そんなこと考えてたら、
「 お前は双葉と翔子に仕事押し付けてるんだな 。」
「 最低だC ~ 」
「 呆れました 」
跡部先輩を始めに次々と罵声を浴びせられていて、話も一人歩きして 。
結局 部室から追い出された 。
部室の中には、朱里と氷帝の人 。
何されるかなんて目に見えてる 。
なんで … うちは助けられんかったんや … !!
自分の無力さに腹が立つ 。
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