敵か味方か _ 部屋から出て 朱里と二人で歩いてたら 「 双葉 !! 」 この声は、千歳先輩か 。 後ろ振り向いたら 、蔵先輩と謙也先輩も居って、なんとなく気まずくてそのまま歩こうとしたら _ 「「 すまんかった !! 」」 二人が声を揃えていきなり謝ってきたからびっくりした 。 《 は ? 》 「 お前があんなに必死に朱里を守ろうとしたのに、俺らはそれを信じることができひんかった 。」 「 あんなひどいこと言ってすまんかった 。」 蔵先輩と謙也先輩には、真実が届いたって事やんな 。 でも、あまりにも真剣にうちのこと見てくるもんやから、少し気恥ずかしくなって 《 うちじゃなくて、朱里に謝ってください 。 うちは別に辛いことなんてなかったけど、朱里はすごい辛い思いしたんです 。》 ちょっと、ぶっきらぼうになったけど、素直に嬉しかった 。 「 うちらも朱里ちゃんのこと信じるで ~ !! 」 《 小春先輩 !? 》 小春先輩だけじゃなくて、その後ろには四天の皆と、立海の赤也君と仁王先輩、丸井先輩もいた 。 「 俺らも信じるぜぃ 。」 「 朱里は優しいからな !! 」 「 守るぜよ 。」 こんなにも、沢山の人が朱里の味方になってくれるなんて思ってなかった 。 嬉しくてにやけそうになる自分を抑えて、皆と朱里の部屋で話した 。 千歳先輩が傷の手当てをしてくれて、そのあと四天の皆にはこっぴどく叱られた 。 光にはでこぴんされた 。 でも、凄く幸せやった 。 _ そろそろ 、始めてもええかな 。 [次へ#] [戻る] |