敵か味方か _ 《 朱里 、行こ 。》 『 え … ?』 《 うちの前の席 、空いてるんよ 。 そこで食べよ ? ご飯も半分こしよか 。》 『 でも … 』 《 こんな奴等とご飯食べても美味しくないやろ ? それに、ちょっと食欲ないんよ 。》 『 ありがとう … 』 泣きそうな、でも嬉しそうな顔やった 。 そのまま四天のとこ帰って二人で分けながらご飯食べてたら、皆がちょっとずつ分けてくれた 。 朱里も安心したみたいで、ほんまに良かった 。 これで氷帝を敵にまわしたのは確かやな 。 でも、自分が正しいと思ってるから別にええ 。 明日から、朱里と翔子先輩の関係がわかる 。 うちが居ったらなんも起こらんやろか ? 気付けてみとこ 。 そのとき、すごい形相でうちを睨む人が居ったなんて気付きもせんかった 。 [*前へ] [戻る] |