main storyT
〜吾代受難〜 07
「あわわわ…こんなのはじめてだよ…」
ワケがわかんねー。
探偵はその書類をテーブルの少し左側に置いて、次の書類を掲げた。
「ん、これはない」
今度は右。つーか、ねーのかよ!!
…自信なくすじゃねーか。
「むっ!」
左。
「きゃ!」
左。
見てっと、どうも探偵の反応は『謎』の気配とやらのレベルに関係してるっぽく感じる。化け物も律儀な仕事しやがるな。
…て、あれ…?
この化け物、俺がきたばかりの時、何かみょーなことをしたよな。
後で『謎』の気配とやらがあるってわかった…化け物にはその時もうわかってたんだろーが…手紙を見ながら、俺にひっついたよなー…
あれはもしや、確認か…?
…あー、つまり…
……うまく言えねぇ…!!
「あん!!…ネウロ、ちょっとコレ、あたし的にキツいんですけど」
探偵は困った顔をして化け物に訴える。
化け物は、
「我が輩は何もしていない」
しれっと言いやがる。
何もしてないぃぃ?! そんなワケあるかあぁ!!
…あ…あれ…?
ありゃ?やっぱ俺の認識間違ってましたか??
.
[*前P][次P#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!