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〜確信〜 05

「そーいうわけにはいかないねネウロ。何てったって、この娘はあんたの…」
「我が輩は手を離せと言っている」

 ]にみなまで言わせず、ネウロは低く鋭く言い渡した。


「ちぇ、つまんねーの」

 ネウロは立ち上がり、中指で外を指す。
「戦りあうなら、外だ。せっかく新調した室内をみたび荒らされては、かなわんからな」
「それ、俺の目的とか無視ってコト?」
「貴様の最終的な標的は、我が輩であろう」

 ]は少し思案した後、
「ちぇーっ。早々に正体バレるわ、ネウロはやたら好戦的だわで、予定狂っちゃうよなぁ」
 と、渋々弥子を解放した。

「ネウ…ッ」
 思わず腕に縋りつくと、ネウロはもう片方の腕で、ほんの一瞬、弥子の頭を自分の胸に押し付け、次の一瞬で頭を掴みソファに投げ込んだ。

 そうして、]と共に、事務所の窓から飛び出していってしまう。




 まるで竜巻が舞い狂った後のように、シンと静まり返った事務所内。
 弥子が『笹塚』を伴って、事務所のドアを開けてから、5分も経過していないのに……



『弥子ちゃん、大丈夫?』

 あかねが慌てて無事を問う文字を綴る…が、弥子の目には入らなかった。



―ネウロ……―








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あきゅろす。
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