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〜女同士のお喋り〜 03

『ネウロ様がこれからずっと弥子ちゃんに対しても助手バージョンの態度になったとしたら、どー思う?』

 弥子は少しの思案の後、
「…うーん…嫌かも。今更ってのもあるし、隔ておかれてるみたいだし。そんな嘘っぱちの優しさなんて、他人行儀で寂しいよね」


―そう思うのは、相手がネウロ様だからでは…?―


 …とは、あかねはあえて言わずにおく。


『たぶん、弥子ちゃんは最初から、無意識にネウロ様の内面を視てしまってたから、取り繕うことが出来なかったんじゃないかな。ネウロ様は』


―いや、出来なかったとかどーとかじゃなく、あれは間違いなく最初からあたしを奴隷人形にするつもりだった!!…―


 心の中で突っ込む弥子だが…綴られる文字から目が離せない。

『弥子ちゃんが、ネウロ様を心のどこかで全部受け入れてるから、ネウロ様は安心して、弥子ちゃんに酷いこと言えたりしちゃったりするんだよね』
「……それって、甘えてるって、こと…?」
『うん』
「………」

 さっと赤くなる弥子を、あかねは心から可愛いと思う。



―結局、元のまんま、かぁ…―


 絆された自分が少しばかり口惜しく、悔し紛れに、
「でも!あれはホントにひどいよね!!」
 と、言い募る弥子に、あかねは密かに溜息を吐きつつ、

『…確かに…』

 とだけ、ボードに書き付けた。



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