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〜女同士のお喋り〜 02

『ネウロ様のなさることは、確かに時々ひどいよね』
「時々ィ!?」
『…うん、常に…』
 弥子の剣幕に、あかねは仕方なく言い(書き)直した。

『でもね、ネウロ様は生まれも育ちも私達とは違う故の、ちょっと…』
「ちょっとぉ?!」
『(やりにくいなぁ、もぉ…)
 …かなり私達と違った価値観や表現方法があることを、ちょっとわかってあげなきゃ』
「………」
『良いか悪いかはともかくとして、ネウロ様は弥子ちゃんにだけ、素のご自身をお見せになるんだから』
「正確には、私だけじゃないけど。吾代さんとか」
『それはそれでおいといて』
 話がややこしくなる。

『確かに、“郷にいれば郷に従え”って言葉あるけど…ほんとの自分を無理矢理押さえつけるのは、特にネウロ様の場合、お身体に障りそうだし…』
「確かに…」
 何故か素直に頷ける。

『それに…』
 あかねは少しばかり言い(書き)渋って、
「なーに?」
 弥子に促され、サラサラと書き綴った。

『ネウロ様がいつかおっしゃってたよ。弥子ちゃんのこと。
 弥子ちゃんは、ひとの内面に届く瞳を持っているって。
 嘘や取り繕いを許さない、って…』
「…………」



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あきゅろす。
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