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〜女同士のお喋り〜 01
「全く、もぅ、ネウロってばひどいよね!!」
『……(まぁたケンカしたのよね、この2人)』
あかねは黙って…もとより口はきけないが…弥子のとめどなく溢れ出る愚痴を聞いている。
「人をドラム缶に例えたりの暴言なんか普通!!アバズレくずれとまでゆうんだよ!! 酷!!
最近は減ってきたけど、脈絡ない暴力を振るうしさ。しかも心底喜びながら!」
(…それはきっと、弥子ちゃんの反応が、ネウロ様のお気に召して、尚且つ弥子ちゃんがそれに屈しない頑強なひとだからでは…?)
あかねには、今はうまく言葉(文字)に出来ないが、漠然と判るのだ。
ネウロが弥子に“執着”する理由が。
「何つっても、ネウロにはデリカシーがないよね!!
あたしは一応花も恥じらう女子高生だよ。
ネウロは他の人にはネコ被って優しいくせに、あたしにはハラスメントバリバリかますし、言いたい放題やりたい放題!!
ありえないよコレは!!」
『……(だからそれは……ていうか、弥子ちゃん表現方法がちょっと古いよ)』
ようやくあかねが発言する。
『あのね、弥子ちゃん』
「ハァ〜…。ん、なーに?あかねちゃん」
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